日記帳

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10月の婦人会例会 ー 敬老お祝い・認知症予防のおはなし

2015年10月13日(火)、
今日は毎月13日に行われる西林寺婦人会の定例会の日です。
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午後1時半より、皆さんと一緒に『正信念仏偈』をおつとめし、
ご法話をいただいて、茶話会という流れで行っています。
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今月は1ヶ月遅れでではありますが、
「敬老のお祝い」を兼ねて毎年この月は、お待ち帰り用にお赤飯と豆を炊いて準備します。
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そしてこの10月の例会だけは、「ご法話」という形でなく外部から講師をお招きし、
今年で3回目となる健康運動指導士 中川先生のお話をいただきました。
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テーマは『健幸生活のススメ』。健康を維持する秘訣や『認知症予防』についてお話です。

お寺へお参りできるということは、ある種の健康のバロメーター。
その中で先生には、とても興味深いお話をしていただきました。

< 人間が一生のうちに誰かに介護される平均年数 >
・男性9年(9.13年)
・女性13年(12.68年) ※ 平成22年調べ

< 健康寿命を延ばす方法 >
1、病気や怪我を予防する
2、老化のスピードを遅らせる
3、機能レベルを上げる

「生老病死」は誰しも決して避けることはできないことですが、
その中で今日のお話は、「老化のスピードを遅らせる」ためのお話でした。
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日本の将来、4人に1人がなるであろうと言われる『認知症』。
現在65歳以上の15%が発症し、その数は現在462万人といわれています。

その『認知症予防の生活習慣』について、先生はこんなことを仰られました。

① 食生活・・・最低五色、色とりどりの野菜や果物、魚を食べること。
② 運動習慣・・・週3日以上の有酸素運動(散歩や家から外にでることが有効)
③ 対人接触・・・人とよくお付き合い
④ 知的行動習慣・・・文章を読む、書く、美術館などへ赴く
⑤ 睡眠習慣・・・規則正しい生活を送る

・・・私はこのお話を聞きながら、
『お寺参り』…ご法座に足を運ぶということは、まさに『認知症予防』そのものではないか、と。

お寺に、ご法座に足をはこぶということは、
家から出て、自らの足でお寺へ来られ(習慣運動)、
ご門徒の皆さんとの横のつながり、会って話すことでお付き合いが生まれ(対人接触)、
お経本を目で読んで、声にだして唱和し、ご法話を聴聞する(知的行動習慣)。

ご法座に足をはこぶという行動は、実は『認知症予防』の最たるものでもあるのでした。

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ちなみに『脳の若々しさを保つ秘訣』として、

① 新しいことにチャレンジする
② 体内時計を働かせる
③ 視覚からの刺激がGOOD!目→脳→動き
④ 好奇心を持つ、チャレンジする
⑤ 規則正しく寝る

これが大切とのこと。
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後半では、認知症予防体操などを行い、
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終始笑いと笑顔の絶えない、10月の婦人会例会でしたー
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お寺へお参りに来られるというのは、認知症予防にもつながる健康のバロメーター。
阿弥陀さまのお話を聴くことは、まさに知的行動習慣であり、
凝り固まった心が、解きほぐされていく、そんな場でもあるのです。

毎月13日の婦人会定例法座、和気藹々と楽しく行っています。
ご興味ご関心のある方、いつからでもどうぞどうぞ、お参りください。

※ 来月は、西林寺報恩講法要があるため、例会はお休みです。
次回の婦人会例会は12月13日(日)となります。