浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

西林寺 仏前結婚式

2015年5月9日(土)、仏前結婚式当日ー
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阿弥陀さまを灯すロウソクも、「洋ローソク」から金色の「和ローソク」のへ。

本願寺派では日常で用いる蝋燭は「白」ですが、ご命日や法要など特別なときには「赤」の蝋燭を用い、
お葬儀や追悼法要などは『銀色』、仏前結婚式やお慶びの法要では『金色』を用います。


準備相整い、開式15分前ー
ご両家の皆さん、本堂にお集まりいただき、はじめにご両家の親族紹介。

そして13:00ー

開式を告げる行事鐘が鳴り、雅楽『五常楽急』が流れる中、厳かに新郎新婦が入堂します。

まずは新郎新婦、ご列席の皆さんと共に阿弥陀さまにお参りします。
三奉請/表白/重誓偈/念仏/回向〜[ およそ15分。]

お勤めを終え、『司婚のことば』。

続いて『記念念珠の授与』。仏さまのみ教えと共に歩むおふたりへ、念珠の授与です。
そして『指輪の交換』。・・・この一連の流れが、「仏前式」の大きな特長でもあります。そして新郎新婦が阿弥陀さまにお焼香の後、ご両家の代表焼香。ご両親がお焼香をします。
これまでお育てをいただいたご両親の背中をじっと見つめるふたりー


司婚者祝辞。

今回は「仏前式が珍しい」ということで、お二人にとって大切な方々が全国各地から、
また遠くはシンガポール、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、モンゴル、
韓国から120名もの方がご出席され、・・・大切な方々に囲まれての仏前式でした。

おふたりの今日の感動と歓びを想うと、、
・・・なぜか私まで涙が出そうになり(苦笑)、終始新婦の顔を見れませんでした。

無事祝辞(記念法話)の後は、おふたりの誓いの盃。

ご両親、ご親族へ、祝い酒が注がれます


こうして、ここに新しいご夫婦が誕生されました。
・・・私も不慣れな大役を務めさせていただき、ようやく肩の荷がおりました。

仏前結婚式は、単に形だけの儀式ではありません。

数多くある縁の中から結ばれたおふたりー
ご両親をはじめこれまで多くの方がたのお育てによって、
この日を迎えることができたという感謝の気持ちを忘れず、悲しい時もうれしい時も、
お互い尊重し合い、敬い合う「敬愛」の心に満ちた夫婦生活と人生を、阿弥陀如来さまの前で誓う式です。

仏前式から始まる愛のカタチ、、なかなかいいものですよ(笑)


・・・余談ですが、結婚式後の披露宴会場。

入口に飾られていたのは、
新婦の義理の兄で世界的著名なクリエイティブ・デザイナーMarcus氏製作のウェルカムボード。
6月から始まるフランス・カンヌ国際広告祭で審査員を務め、ご自身30度の金獅子賞を獲得という、、(汗)

住宅用の壁紙に転写された写真はとても味わい深く、シンプルな中に光るセンスが散りばめられていました。

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