浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

『 はなまつり -おてらマルシェ8 』

先日4月11日(日)、2年ぶりに『西林寺はなまつり -おてらマルシェ8』を開催することができました。
参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

コロナ禍の中、とても難しい選択でしたが、歩みだけは止めたくない。
規模を若干縮小し、やると決めたのが3週間前。準備期間が圧倒的に短い中、情報解禁も敢えて一週間前という、、
なんとも無謀極まりない、今年のはなまつりでしたが、、

いざ当日蓋を開けてみると、、

いつもと変わらない光景ー

…8年間の積み重ねでしょうか、いつのまにか地域に定着していたんですね、、

マスク越しに至るところで笑顔の輪が広がっていたことが嬉しかったです。

今年は例年以上に国際色豊か。ベトナム、モンゴル、インド、ネパール、インドネシア、、、
様々な国の方々が、お釈迦さまのお誕生に華を添えてくれました。
オープン前には、ベトナム総領事もプライベートでお参りに来られました。有り難かったです。

当日、山門入り口では、ベトナム人の学生たちが「検温隊」としてお手伝いしてくれました。

スケジュール :

11:00 – フリーマーケット開始
12:00 – ちんどん鈴乃屋 境内パフォーマンス(20〜30分)
12:30 – おつとめ〜 住職あいさつ(10分)
12:40 – 舟川智也 師 あおぞら法話(20分)
14:00 – Asian Dance for Buddha by 愛和外語学院
14:30 – ちんどん鈴乃屋 境内パフォーマンス(30分)
15:00 – Uzhaan インド古典アコースティックLIVE
16:00 – 終 了

出店舗 :

・sanuk (アジアン雑貨・なぞ楽器)
・古代マーケット (古代雑貨、アクセサリー)
・アトリエブラヴォ (ワークショップ・雑貨)
・Bamboo Coffee Roasters (竹炭珈琲/カフェ)
・インド料理ディプパレス (カレー・ナン)
・ネパール料理ジル&モモ (チャイ・カレー)
・カムオン(ベトナム風バインミー)
・poco a poco. (焼き菓子)
・ufu Kitchen(オムライス)
・北川商店(お餅・団子)
・社会福祉柚の木学園 (煎餅・お菓子)
・Fleur de lis (レザー小物)
・癒やし処 晴れる屋 (マッサージ)
・吉塚市場 ポップアップストア
・西林寺婦人会(バザー)  and more…

山門前では、子ども達を乗せてトゥクトゥクが登場!

個人的に大好きな北川商店のお餅。

古墳好き、古墳女子な作家さんで形成された『古代マーケット』。
お揃いのユニホームがとってもキュートでした。

地元の吉塚で愛されるpoco a pocoのお菓子は相変わらず人気!

吉塚市場リトルアジアマーケットでのシャッターアートも記憶に新しい、アトリエブラブォさんのお店。
缶バッチワークショップも健在!

心を込めて焙煎された至極の逸品、Bamboo Coffee RoastersのCoffeeは花まつりに欠かせません。

朝倉水害を機にボランティアで継続した農業支援をされている皆さんによる「あさくら産直マルシェ」。
苗木とあさくらのとれたて野菜がたくさん並びました。

オムライスが絶品のウフキッチンさん。めちゃくちゃ酸っぱいレモネードも絶品でした!

数年前、この「はなまつり」出店のために、わざわざ移動式ナンの釜を購入したディプパレスさん。
本当にありがたいお店のひとつ。

毎年「なぞ楽器」が子ども達に大人気のsanukさん。

今年も特に子ども達が楽器を買って音を鳴らす子多数。

カンボジアチャリティー【CANDLE NIGHT LIVE】のアウトレットグッズ販売ブースも登場。
2019年のユザーンくん出演Tシャツが19枚も売れた。売り上げは来年以降、カンボジアへ持っていきます。

【吉塚市場リトルアジアマーケット】とも連動し、ココでもらったチケットを市場のお店へ持っていくと当日ドリンクが一杯サービスされた。

こういった形ではなまつりを開催することができるのも、お寺のご門徒や地域の方々、ご協力いただく出店者の方、そして友人たちに支えられてこその「感謝」のはなまつりでした。

定着してきた『あおぞら法話』

今年はリトルアジアマーケットとも連動していたため、吉塚市場から流れてこられた方も多くいらっしゃいました。そんな中で、今年最も嬉しかったのは、ご門徒はもとより、地域の方や特に若い人の中で「あおぞら法話」や「おつとめ」の時間が「よかった」という声を沢山いただいたこと。

これまで本堂で行っていたおつとめやご法話を、はなまつりに来られた方全員に、出店されている方にも聴いていただきたい。そんな思いで、本堂内へ上がってお参りする形から、我々僧侶自身が下へおりて、皆さんと一緒に境内からお参りする形へー

…そんなお楽しみの延長上で、”カジュアルに” 仏さまのお話を聴いていただくー
『あおそら法話』というスタイルが少しづつ認知され、確立されつつあります。

今年のご講師は、西林寺はなまつり2度目となる、舟川智也 師(行橋市 両徳寺住職)
お坊さんユーチューバー(『みんなでおてらいふ/両徳寺』)としても活躍中。

リトルアジアのオープンからミャンマーよりお迎えしたお釈迦様、そして肝心要の阿弥陀様のお話まで。
お話していただきたいことをギュ!っと凝縮してとっても有難い、あたたかいお話ししていただきました。

みんなを笑顔にする鈴乃家さん

ちんどん鈴乃家さんは、今年も8年連続ご出演。

老若男女、みんなを笑顔にしてしまう鈴乃家さんは本当にすごい。
幅広い世代の人たちのあたたかい手拍子がはじまって、みんな鈴乃家ワールドに引き込まれていくー

・・・そんな笑顔の鈴乃家さんのパフォーマンスを見ながら感極まるあおぞら法話のご講師がとても印象的でした。(笑)

コロナで様々なイベントがなくなり活動自体が難しかったであろう中、目にみえない苦悩や困難も乗り越えて、笑顔で頑張っている鈴乃家さんの姿に胸が熱くなったそうです。
今年も本当に素晴らしいパフォーマンスでした。

お釈迦さまへ捧げる歌とダンス

今年も愛和外語学院の外国人留学生による『Asian Dance for Buddha by 愛和外語学院』。

ご挨拶は愛和外語学院の大畑 綾子先生。

今年は、ベトナム人ご夫婦による国家と歌の披露をハーモニカの生演奏で。

モンゴルの女の子によるHIP HOPダンスと民族衣装を纏った伝統舞踊ー

今と昔のコントラストがとてもよかった。

インドネシアの女の子によるインドネシアンポップの歌の披露。
とっても可愛かった。

キュートなおふたりと一緒に。

当日はNHK『ロクいち(NHK福岡放送局)』も取材に来られ、5月12日(水)18:10の「西旅」で放送予定とのこと。

最後は、北インド古典ライブ

今回、この「西林寺はなまつり」のためだけに来てくれた、ユザーンくんと武藤景介くんの北インド古典ライブ。序盤からアクセル全開でした!

U-zhaan with 武藤景介 北インド古典音楽LIVE  』

U-zhaan(タブラ):
オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。00年よりASA-CHANG&巡礼に加入。10年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」「ミスターモーニングナイト」等を配信リリース。14年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ等をゲストに迎えたソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』をリリースした。15年、Ryuichi Sakamoto + U-zhaanとして「Tibetan Dance / Asience」を7inchレコードで発表。16年には映画『マンガをはみ出した男 赤塚不二夫』の音楽をU-zhaan + Shuta Hasunumaで担当し、ボーカルにタモリをフィーチャリングした主題歌が話題となった。http://u-zhaan.com

武藤景介 (シタール) :
グアム生まれ。東京出身。中央大学法学部卒業。
1999年よりインドへ渡り、ビシュヌプール派のManilal Nagに師事。2001年にカルカッタで開催された、ソルトレイク・ミュージック・コンファレンスに出演。日本で演奏活動を開始した後も、毎年インドにわたり研修を積む。
カルティエ等のブランドのイベントやラジオ出演、レクチャーコンサート等、多方面にて活動を展開。HIFANAやASA-CHANG&巡礼のCDに参加。U-zhaan、HIFANA、野宮真貴、Hunger(Gagle)、AnubrataChatterjee等と共演。
2012年に熊本県の南阿蘇村へ移住。2013年にアルバム『SAMADHI』をリリース。

今回は感染予防対策として、本堂内も解放。
境内からと本堂内からで好きなところから音楽を聴いてもらった。

…一年以上も生音に触れていない人たちにとって本当に嬉しく、久々に心地い良いライブでした。

最後にー

ライブ終了後、挨拶させてもらった後、最後はみんなで仏様の方を向いて、合掌、、

礼拝。・・・そしてどこからともなく沸き起こる拍手。
様々なリスクがある中、本当にやってよかったと思える瞬間でした。

「はなまつりを楽しみにしていた」、
「去年は花まつりがなくて残念だった」、
「久々にみんなに会えて嬉しい」等々、、

今年のはなまつり開催に、賛否あるのは承知の上。
これが良かったのか、悪かったのかはわかりません。

しかし、こんな時だからこそ、人々の記憶により鮮明に残る、コロナ禍のはなまつりだった事は間違いないと思います。

参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。

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