浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

那珂組キッズサンガ・サマースクール in 沖縄

『こどもキャンドルナイト’15』を無事終えたのも束の間、
その翌々日、今度は「組」の行事として7月27日〜29日まで、
『那珂組キッズサンガ・サマースクール』の引率で沖縄へ行ってきました。
IMG_6202福岡市内の一部地域と筑紫郡那珂川町の浄土真宗本願寺派寺院29ヶ寺で形成された
「那珂組(なかそ)」という組織があり、その中の「那珂組キッズサンガ」という
子ども達を対象とした部門の部長を昨年からさせていただいています。

その「那珂組キッズサンガ」では、毎年各寺のご門徒さんやお寺にご縁のある子どもさん方を対象に
隔年で「キャンプ」/「京都・ご本山参り」と、サマースクールを実施しており、
本来ならば今年は「京都・ご本山参拝」なのですが、今年は戦後70年という
大きな節目の年でもあるので、平和学習を兼ね『サマースクール in 沖縄』を計画しました。
那珂組としては20年ぶりの沖縄サマースクール。
那珂組の子ども達38名、東北の子ども達9名、スタッフ15名で行って参りました。

今回のサマースクールは「平和学習」の要素を含めたものにしましたので、
二日目には『ひめゆり平和祈念館』へ行き、資料館見学と沖縄の歴史を知るアニメと講話。
その後、平成14年から一般公開されるようになった『アブチラガマ』へ。

ちなみに「ガマ」とは、沖縄の方言で洞穴や窪みの事。
日本で唯一地上戦のあった沖縄では、当時この洞窟が住民の避難場所であり、
日本軍の作戦陣地、そして野戦病院として使用されていた場所。

戦争が激しくなると、軍民同居の形となって米軍の攻撃の的となり、多くの尊いいのちが失われました。
そのガマのひとつである「アブチラガマ」は全長270メートルある自然洞窟で、
その中に実際に入り、本当の「漆黒の闇」を体験し、ガイドさんによる当時のこのガマでの
壮絶な状況を実際の現場で話を伺いながら、戦争の悲惨さ、無意味さ、命の尊さを改めて知らされ、
45分間ガマの中を歩き続けました。

子ども達にとっても、我々大人にとっても、
それはそれは本当に貴重で一生忘れることのできない体験となりました。


翌日、ビーチへ歩いている最中、小学校4年生の子ども達が何やら話をしていました。

「安倍さんは戦争するつもりやん!絶対いかんけん!ヤバイけん?」
「戦争とかぜったい反対!安倍は絶対おかしいけん!」
「・・・でも安倍さんも色々考えがあるとよ…」

・・・(汗)。

小学四年生とはとても思えない会話で、熱く戦争について話をしていました。

それを聞いて、あぁ、、平和学習という形で沖縄へ来て本当に良かったと、、改めて思いました。


そして最終日はエメラルドビーチにて海水浴と美ら海水族館へ!


これぞ沖縄!





遊びの中にも、学びの要素を多分に含んだ沖縄の旅ー




ケガもなく無事に福岡に戻ってくることができました。現在、声の出し過ぎで声が出ませんが、、(苦笑)
さぁ、明日から8月!お盆の季節がやってきます。
心を切り替えて、また明日から頑張っていきたいと思います。

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