浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

大晦日、除夜会/元旦会。

2021年12月31日(金)、

今年も大晦日がやってきました。

『除夜』とは、『 古い1年を除いて新しい年を迎える夜 』という意味で、大晦日の晩のこと。

今回も昨年同様、ソーシャルディスタンスの徹底と、山門前と、鐘を撞く直前の二度の消毒をお願いし、例年通り行いました。ぜんざいのお接待は今年も中止に。

『 除夜の鐘 』を撞く

pm11:15、まずは鐘楼堂にてお勤めが始まります。
重誓偈をお参りをした後、ゴーンと、除夜の鐘を撞き始めます。

浄土真宗では「108」にこだわることなく鐘を撞くことが多い事から、西林寺においても、毎年来られた方全員に鐘を撞いていただきます。

…しかしながら一昨年前、エンドレスで鐘を撞いていたため、初めての苦情もありまして(ごもっとも。)、昨年から深夜11:45〜1:00の間までと、時間を決めて行うようになりました。

今年も沢山の方が除夜の鐘を撞きに来られました。

昨年はトータルで「125回」だったのに対し、今年は「199回」と過去最高。
実際に本堂へお参りへのみ来られた方も合わせれば、本当に沢山の方が除夜会/元旦会にお参り頂きました。

過去10年と比べても、若い方、あるいはご家族連れの方が圧倒的に多くなったような気がします。

鐘の音

お寺の鐘(梵鐘 -ぼんしょう-)」の音は、仏さまの清らかな声とそのみ教えといただきます。

除夜の鐘をつき、その音を聞く事で、この一年に自らつくった罪の深さを自覚し、煩悩を振り捨てて、報恩感謝の穏やかな心になって新しい一年を迎えるー

除夜の鐘は、そのような意味で鐘を撞き、音を聴きます。

親鸞聖人は、私たちはすべて煩悩具足の凡夫と言われました。

具足とは、煩悩の塊という意。つまり、私たちは煩悩の塊ということ。凡夫とは、私たち人間のことです。

お釈迦様は、人間には『3つの毒のある煩悩』があると言われます。
これを『三毒の煩悩』といい、三毒とは、貪欲(とんよく) 瞋恚(しんに) 愚痴(ぐち)で、「欲の心」や、「怒りの心」、「うらみや妬みの心」です。

私たちは、そんな『煩悩の塊』でできていて、頭の先から足のつま先まで煩悩だらけの人間です。
そんな『数多くの煩悩を抱えている私』と自覚しながら、新しい気持ちを胸に新年を迎えるー
これが『除夜の鐘』を撞く大事な意義なのですー

am0:00、1月1日『元旦会』

午前0時、新年を迎えた同時刻から『元旦会』が始まりました。

『元旦会』とは、元旦の法要という意味です。
新年を祝うと同時に今年もお念仏と共に日々を送らせていただく誓いを新たにする法要。

『正信念仏偈』をおつとめした後、住職の新年のあいさつと共にご法話。

当日の「除夜の鐘」と「元旦会」の模様は、現在内戦状態にある現地ミャンマーの仏教徒の皆さんへライブ中継されました。

また、今年は本堂にご門徒様や地域の方はもとより、ベトナムやミャンマーの友人達、CNLや地元の友人達も一緒にお参りしてくれ、とっても嬉しい2020年の幕開けとなりました。

2021年、よろしくお願いいたします!

今年も変化を恐れず、様々な事に立ち向かっていく一年となりそうです。
新年早々、新しい挑戦に、新プロジェクトも立ち上がります。
しっかり腰を据えて、「余白」を持つことも意識しながら、私にできる形でしっかりと壁を乗り越えていきたいと思います。

そして、昨年同様、コロナ渦は続きそうですし、思い通りにならない事も多々あると思いますが、変化に対応できる柔軟な姿勢を持って、臨機応変に、「あれも、これもできない」ではなく、「何だったらできるのか?」を冷静に見極めながら、変化を恐れず、前を向いて進んでいきたいと思います。

皆さま今年一年、どうぞよろしくお願い致します。

西林寺 住職 安武義修

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