久しぶりにブログをアップしました。
8月に入ってから西林寺では法務が絶え間なく入っており、
なかなか日記をアップする間もないくらい、慌ただしい日々が続いていました。
今年はそんな忙しい流れのまま10日からのお盆参りに突入。
いつのまに8月14日となっていました、、。
西林寺は昨日今日と一日中、沢山の方のお墓参りで大混雑。
我々も10日〜15日まで、朝から晩までお盆参りの日々です。
元々お盆は『盂蘭盆経』に出てくる仏弟子・目連尊者の故事に由来しますー
目連尊者が修行中に神通力で亡き母親を捜したところ、
お浄土へ還っておられると思っていた母親は、あろうことか餓鬼道に落ちていたことを知ります。
目連尊者は知恵の眼で母親を餓鬼道から救おうとご馳走を差し出すのですが、
それを口につけた瞬間、ご馳走はたちまち炭となり、ますます母親を苦しめてしまいます、、。
そこでお釈迦様からアドバイスを受けた目連尊者は、
修行をされている僧侶が僧院から出てこられる7月15日(旧暦)、
全ての僧にご馳走を振る舞い、共々にお参りしたところ母親は救われた、という故事に由来します。
このような故事を由来として、「親や先祖を思う気持ち」と「仏法を敬う心の大切さ」が、
お盆の行事を通して伝えられるようになりました。
我々真宗門徒は、先だって逝かれた方を偲びながら、
この「私自身」が、仏法に耳を傾けていく、出遭っていくことが大切なのです。
私たちが手を合わせる「阿弥陀如来」という仏様は、
お盆の3日間しか帰ってこない仏様ではありません。
何時でもどこでも、どんな時でも、私たちを照らし、導き、育てていて下さる、そんな仏様です