『梅は百花の魁(さきがけ)』
年のはじめ、梅があらゆる花の先頭を切って咲き、春を告げることをいうそうです。
お寺の梅は今が満開。2019年に植樹して、ずいぶんとお寺に馴染んできました。
昼間の梅も素敵ですが、夜の姿もまた格別。
梅の花、今盛りなり
万葉集に、『 梅の花 今盛りなり 思ふどち かざしにしてな 今盛りなり 』[筑後守葛井丈夫 巻五(八二〇)]
という歌があります。
「梅の花が今満開です。気の合う者同士で梅の髪飾りをさして遊びながら、今を存分に楽しみましょう」と。
梅の花盛りと宴の席の盛り上がりを掛けた素敵な歌。
とっても風流。そんな季節の楽しみ方があったのですね。
今は自粛自粛の毎日ですが、コロナが落ち着いたら、来年は気の合う仲間で、焚き木でもしながら夜梅鑑賞したいものです。
お寺の梅は来週いっぱいは咲いていると思います。
ぜひぜひ、春の訪れを告げる梅の花を見にお越しください。