前途多難、、本玄関までの石畳工事
2022年3月、佐藤石材店さんによって、入手困難といわれる旧市電の「軌道用敷石」50枚を再利用し、山門から玄関までの道が完成しました。
第二期工事では、玄関手前から伸びる本玄関までの道を石畳化することになったのですが、ここで問題が、、。
・・・本玄関までに使う「軌道用敷石」が足りない。(汗)
元々50枚手に入るだけでも“奇跡的”なのに、追加で手に入れるのは至難の業、、。
様々なご縁を駆使して軌道石をあたってみるも、当然見つからず、、。
九州で見つけることはもう難しいとのこと、、。
・・・この「軌道用敷石」は、堅硬かつ強靭な御影石。
年月を経たその石には角に丸みがあり、一枚一枚が独特なアジと表情がでており存在感を放っています。
この石とともに外材の石を入れてみると一目瞭然。
チグハグ感がでてしまい、かえっておかしくなってしまうのです、、。
浄福寺様のご厚意で・・・
どうしたものか、、悩んでいた時、たまたま会議で南区檜原の浄福寺様へ。
浄福寺様は、公私にわたって日頃からお世話になっているお寺さま。
浄福寺様の立派な参道には、すべて長崎の軌道石が使用されています。
参道がとても美しいのです。
そんな浄福寺さまで、ご住職との雑談の中、『参道工事で軌道石が足りず困っているんです。どうしたものか、、』とお話をすると、
ご住職:『ウチに余りの軌道石が10枚あるでの、よかったら差し上げますよ。』と、、、
…思いがけず、ありがたいお言葉、、。
・・・なんと、浄福寺さまのご厚意で、大変貴重な軌道石をお譲りいただけることになりました。
これによって急転直下、工事の目処がたつことになりました。
・・・こうして、第二期工事が再開したのでした。・・・が、、
石畳工事、再開。
2022年5月9日(月)、本玄関までの道工事が再開。
コンクリートが剥がされ、順調に工事が進んでいきます。
浄福寺様よりお譲りいただいた石も、西林寺で有り難く使わせていただきます。
事前に配置した石に番号をふり、モルタルの上に石をのせていきます。
この丸みある石の表情は、年数が立てばこそ。
石は、おそらく熊本・長崎の旧市電で使われた軌道用敷石だそうです。
ここで遂に完成!!!・・・とおもいきや、、重大なアクシデント、、。
やっぱり石が足りない!!!
あともう一歩のところで、
再び石が足りない、、。
前住職のリクエストから、当初予定にしていなかった玄関前のコンクリートも外してしまったため、再び敷石ない問題がでてきました、、。
・・・あとここの分だけが、、、残りは3枚。
絶体絶命となってしまったのでした、、。
(つづく)