2023年7月13日(木)、西林寺婦人会定例会の日。
ご講師は、糸島・玉栄寺のご住職 中島 至心師。
この度のご縁では、「怒り」についてお話しいただきました。
食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲・・・仏教ではこれらを「貪欲(とんよく)」といい、人はこれらを邪魔された時にイライラすると、お釈迦さまは2500年前の時代からすでに仰っておられます。
中島先生は、かつて「妙好人(みょうこうにん)」と言われた浅原才一さんの歌を紹介されました。
『 腹が立ったら 念仏申せ 仏もぶつぶつ なもあみだぶつ 腹が立ったら 念仏申せ 仏も心で なもあみだぶつ 』
妙好人とは、僧侶や一般の方に限らず、真実の教えにめざめ、お念仏の生活を送った人を指します。
そんな浅原さんの歌は、腹が立ったら立ったで、そのまんま。
阿弥陀さまの前に身を置いて、そのやるせない思いや憤りを聞いていただく事で溜飲を下げる。
阿弥陀さまがそのまんまを包み込んで下さるからこそ、お念仏申しましょう。
立派になろう、立派になろうととしてお聴聞(仏さまのの話をきく事)するのは自力の心。
「立派になれない私」に気づかせていただく事が大事とー
お盆を前に、優しく、有り難いご法話をいただきました。
西林寺婦人会 ご案内
毎月13日は、『西林寺婦人会 定例会』の日です。13時半よりお勤めを行い、ご法話をいただきます。
西林寺のご門徒でらっしゃなくても、どなたでも入会できます。(年会費3,000円です)
毎月、多様なご講師の先生方に、わかりやすく法話をいただいています。
コロナ禍で人と人の心の距離が遠くなっていく昨今だからこそ、ご法話を聴かせていただき、乾いた心に清流の水を注ぎましょう。
次回の婦人会定例会は、お盆とお彼岸法要を挟むため2ヶ月お休みして、次回は10月13日(金)です。
ぜひどなたでも気軽にお越しください。