九州産業大付属九州高校 吹奏楽部コンサート
13:30、今年も九州産業大付属九州高校 吹奏楽部の皆さんによる『はなまつり・スプリングコンサート』が始まりました。
※ 顧問の先生に許可をいただき掲載させていただきました
毎年新チーム・新体制として、最初のスタートが『はなまつり』とのこと。
九州産業大学附属九州高校 吹奏楽部:
吹奏楽コンクールにおいては九州大会にて連続出場5大会連続金賞を受賞。アンサンブルコンテストにおいては九州代表として全国大会金賞受賞など、近年で13度の九州大会出場を果たす強豪校。
今回で3年目のはなまつり。
高校生のひたむきで一生懸命な姿は、何度見ても、聴いても、聴衆の胸を打ちます。
それぞれが、それぞれのパートで、自分の力を120%出し切ろうとする姿に胸が熱くなる。
境内には沢山の人ー
その中には、毎年見ているユザーン氏。
意外にも元高校ブラスバンド部だったユザーン氏、今年も九州高校の演奏を聴きながら一言、
『 ホントにヤバよね。とんでもないよ。高校生の中のプロだね。』
『あんな一生懸命で純粋な表現はもう僕たちにはできないから。 毎回部員メンバーが入れ替わるから毎年常に良いとは限らないけど、今年のチームもすごくいいね。』
…こちらまで嬉しくなってしまう言葉を、惜しみなく表現してくれるユザーン氏。
ここまでに至る日々の稽古量と、全力で立ち向かう姿勢、素晴らしい音楽、そして若さ弾ける青春を存分に魅せていただきました。
今年もありがとうございました。
はなまつりの常連兄妹も、高校生のお兄さんお姉さんの演奏に大満足。
九州高校の演奏が終わりに近づく頃、大玄関口では、ちんどん屋さんになろう!ワークショップ第二部のレクチャーが行われていました。
参加者のキッズ達が各々好きな鳴り物を持って準備中。
第二部 ちんどん鈴乃家さん、登場〜
ちんどん鈴乃家さん、第二部のはじまりです。
女将の理恵子さんを先頭に、参加の子ども達も一緒に登場です!
柚子の木の皆さんも加わって、鈴乃家さんが大賑わい。
笑顔で始まる鳴り物に、歌って、踊って、老若男女をニコニコにしてしまう鈴乃家ワールド。
女将 理恵子さんの脇を固める、確かな音楽技術をもった面々で構成されているのもまた魅力です。
トランペットを担当するりおサン、唄や踊りがとってもお上手!
バイオリンやアコーディオンを担当するマイコさん。
世界で一番小さな“ミニチュアバイオリニスト”としても活躍。そのパフォーマンスは超絶。
そして、小学校低学年の頃からちんどん屋さんとしてはなまつりに参加してくれるリオちゃん。
西林寺での芸歴は8年!今ではソロパートで手話や踊りも披露してくれます。
リオちゃんの成長にも、毎回感動。
今年もはなまつりに大輪の笑顔の華を添えていただきました🎶
公演が終わった後、参加してくれたアンちゃんと見つめ合う良い写真。(笑)
最後は、ユザーン × 新井孝弘 北インド古典LIVE
そして15:00、『西林寺はなまつり』、最後の締めは毎年恒例のユザーン氏と新井孝弘氏による北インド古典ライブ。
今年も沢山の人で溢れかえる境内。
昨年に引き続き、インドで活躍するサントゥール奏者 新井孝弘氏をお迎えし、ライブが始まります。
U-zhaan(タブラ):
オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。00年よりASA-CHANG&巡礼に加入。10年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」「ミスターモーニングナイト」等を配信リリース。14年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ等をゲストに迎えたソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』をリリースした。15年、Ryuichi Sakamoto + U-zhaanとして「Tibetan Dance / Asience」を7inchレコードで発表。16年には映画『マンガをはみ出した男 赤塚不二夫』の音楽をU-zhaan + Shuta Hasunumaで担当し、ボーカルにタモリをフィーチャリングした主題歌が話題となった。
新井孝弘(サントゥール)
05年より宮下節雄氏にサントゥールを師事。07年よりインドに渡り、世界最高のサントゥール奏者Pt.Shivkumar Sharma氏に師事。09年にインド国内で公式にデビューし、 コンサート活動を開始。インド国内有数のインド古典音楽祭に出演している。12年にはPt.JasrajからCross Cultural Understanding Awardを授与された。14年、Tina Turnerらによるアルバム「Love Within」に参加。現在もムンバイに在住。
今年の新井さん、日本のお琴のような、和楽器に近い音をサントゥールで表現。
今年も蒼空の中、爽やかなサントゥールの調べと心地いいタブラの音が境内中に響き渡ります。
演奏を見つめるもよし、
本堂のバックヤードから耳を傾けるもよし、、
各々の聴き方で、皆さんゆっくり過ごしてもらうお寺時間。
今年も沢山の関係者や友人達にサポートしてもらい、本当に感謝です。
お釈迦さまのお誕生日のご縁に、悠久のインドに思いを馳せながら、今年も無事に終えることができました。
終了後、ミャンマー支援募金活動
ミャンマー支援ブースでは、ミャンマーの人たちだけでなく、日本人やベトナムや中国の皆さんも一緒に参加、
一日を通して沢山の人たちがミャンマーの皆さんに手を差し伸べ、あたたかい声、励ましの言葉をかけながら募金箱にお金を入れていただきました。
子ども達の支援もありがたかったです。
沢山の皆さんにご協力をいただき、一日で132,320円が集まりました。
また、西林寺婦人会による唐揚げ等、物販の売り上げ金52,632円を合わせ、この日一日の募金184,952円を震災支援として寄付しましたのでご報告致します。
お金はすべて、吉塚御堂堂守で、ミャンマー支援を行う瀧野隆先生が代表を務める『(社)興隆国際児童支援団 』へ寄付されました。
はなまつりを終えてー
「慈しみ」の心。それは生きとし生けるもの、他者に対する心、思いやり。
お釈迦さまのお誕生をご縁に、お寺の門徒であるとかないとか、日本人や外国人、障がいのあるなし、老若男女、そんな区別や年齢、国籍も超えて、上も下もない世界。
お互いの存在を認め合い、尊重し合う優しい世界観を表現したいと、常々考えてきたのが『西林寺はなまつり – お寺マルシェ』でした。
今年も一日を通して約900名の皆さんが来て下さいました。
楽しむことを前提に、仏さまのご縁にであっていただく『はなまつり』。親子三世代で来られた方も多くいました。
みんなで一日笑って、歌って、楽しむ姿をみて、改めてこの町・吉塚における「はなまつり」の開催意義はとても大きいと感じました。
お寺だからこそ表現できるこの行事を、これからも大切にしていきたいと改めて思いました。
最後になりますが、この花まつりのご縁に際し、毎年快くご協賛くださる三宅漢方医院さんをはじめ、
ご協力いただいた出演者の皆さん、出店者の方々、お越しになった皆さん、本当にありがとうございました。
またぜひ来年、お釈迦さまのお誕生のご縁に西林寺でお会いましょう。
ありがとうございました。
西林寺住職 安武 義修