浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

親鸞聖人降誕会 – お誕生のつどい –

2025年5月21日(水)は、浄土真宗の宗祖 親鸞聖人のお誕生日を祝う『宗祖降誕会』の日でした。

毎年、西林寺婦人会で行う、恒例行事。
この日は西林寺仏教婦人会の総会も兼ねており、正信偈のお参りのあと総会。

仏教婦人会会長 調さんご退任

昨年度をもって、婦人会会長の調日出子さん、四役の山田静子さんがご退任。

私が住職に就任した2019年から、西林寺婦人会を牽引し、支えてくださいました。
コロナ渦という難しい中での舵取りでしたが、臨機応変に、ご法座を長期中止にすることもなく継続できたことが、今の婦人会につながっています。

本当にご苦労様でした。ありがとうございました。

高木慶子新会長のもと、これから新たな四役の皆さんとともに始動してまいります。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

宗祖降誕会(ごうたんえ):親鸞聖人のご生涯

親鸞聖人は、承安3年(1173)5月21日、京都の日野の里でお生まれになりました。
本願寺では明治7年(1875)より、この日を「降誕会(ごうたんえ)」と名づけ、ご本山である西本願寺を始め、一般寺院においても大なり小なり、親鸞聖人のご誕生をお祝いする法要や行事が行われます。

親鸞聖人は、幼くしてご両親を亡くされ、わずか9歳で出家得度された後、二十年間にわたって比叡山で仏道修行を積まれました。
しかし、厳しい修行を積めば積むほど、自己のあさましい姿に気づき、悩まれ、ついには29歳の時、比叡山を下りて吉水の法然上人のもとを訪ね、その門弟となりました。

そこで「阿弥陀如来のご本願」に出遇われ、その救いを信じて生きる「念仏の道」に入られますー

その後1207年、念仏弾圧によって越後に流罪になられた後、その土地で恵信尼さまと結ばれたといわれています。

42歳の時、越後をあとに関東へ移られ、20年間にわたって常陸(茨城県)を中心に念仏を広められる傍ら、『教行信証』を著されます。この『教行信証』著述の年である1224年を、「真宗教団成立」とする立教開宗の年と定められました。

そうして62,3歳の頃、京都へ戻られては数多くの書物をご執筆になり、弘長2年11月28日(新暦1263年1月16日)、親鸞聖人は90歳で往生されたのでした。

『降誕会』(ごうたんえ)はその聖人のご誕生をお祝いし、その「み教え」との出遇いに感謝するご縁ですー

ご講師は、渡邊 崇之師

総会を終えた後はご法話をいただきます

ご講師は秋月の浄覚寺ご住職、渡邉 崇之師。

先生のお話しはいつも分かり易く、時にユーモアを交えながら、親鸞聖人がご生涯をかけてお伝えになられた、阿弥陀さまのお話を聴かせていただきました。

終了後は、お誕生を祝う会

ご法話を終えた後は、毎年恒例の『お誕生を祝う会』です。

食事を終えた後は恒例のカラオケタイム。

法務員の平川 広さん、まさかの名刺がわりに美空ひばりの名曲。(笑)
裏返る声を「大丈夫よ〜」と、そっと後ろから支えてもらってます。微笑ましい光景。

大盛り上がりでした。

そして最後は西林寺の恒例 (笑)、前住職の『涙を拭いて』にのせて炭坑節を踊ります

親鸞聖人のお誕生日をご縁に、一日ありがたく、楽しいひとときでした。

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