浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

『 西林寺 芸術の秋まつり’25 ② 』

2026年11月24日(祝)、今年初開催した『 西林寺 芸術の秋まつり’25 』。

お寺からカルチャーを発信する新たな試み。

この中でもやはり大切にしたいのは、仏さまのおはなし。

おつとめ、仏さまのおはなし

ということで、「おつとめ」「仏さまのおはなし」の時間も設けました。

はじめに住職あいさつとご法話。絵画やアートを専門に学ぶ学生なら、、とー

彼らの身近なカルチャーから必殺「ポケモン法話」(笑)
共命鳥のはなしをさせていただいた。

沢山の方が足を止め、手を止めて、仏様のおはなしを聞いてくれました。

【 遇々(たまたま)】ご法話&ミニライブ

おつとめのあとは大牟田より明行寺 福山住職と坊守のこだまさんによる夫婦ユニット『遇々(たまたま)』によるご法話&ミニライブ。

ご法話の中に現代音楽を織り交ぜるハイブリット法話。

西林寺ご門徒の皆さんもたくさんお越しいただき、お話と音楽に耳を傾けてくださいました。

今回の『芸術の秋まつり』と遇々さんの前衛的でエッジの効いた音楽はとても親和性があると改めて感じました。

アバンギャルドな「三奉請」に「三帰依」。とても素晴らしかった。

曲の合間のご法話では、明行寺御住職が今回の芸術の秋まつりのテーマでもあった『現在社会と救い』についてのおはなし。

草間彌生さんが自己の苦悩と向き合いながら作品を描き続けていた事を例にあげながら、苦悩と向き合っていくことの大切さ、その中で阿弥陀さまの救いについてお話しをいただきました。

学生 × 僧侶 トークセッション

ご法話を終えると、福岡デザイナー・アカデミー専門学校の先生と学生、私たち僧侶でトークセッション。

今回の『現代社会と救い』をテーマにした作品群の中から、学生を代表しHATAさんとbowalさんが制作の意図を話してくれました。

今年からCNLのスタッフとしても参加してくれたHATAさんは、西林寺へ通い、自身と向き合いながら極楽浄土の世界観を描いてくれました。

左半分に明るい花々、右半分に穏やかな風景が対照的に描かれ、「永続性」を意味する椿や百合、そして絵画全体に黄金色やオレンジ色を多用したのは、CNLの会場でみた写真、(カンボジアでの仏教交流や活動等)がヒントとなって、HATAさんの思う仏教の世界観を表現したとのこと。

景色の中には、よく見ると西林寺内にある石灯籠や石柱などもも散りばめてあり、お寺に何度も足を運びながら、自身が感じたお寺の雰囲気を極楽浄土に落とし込んだのだそう。

「若さ」、「初々しさ」、「瑞々しさ」とともに生の息吹を感じる美しいお浄土を表現してくれました。

また、boalさんは「現代社会と救い」のテーマで映像作品を出展。

80年代の8ビットゲームの雰囲気の中で時折現れるナースの姿をしたアニメキャラクター。これは自身の心が落ちていた時、救ってくれたのはこれまで自身が生み出したキャラクター達だったと。映像中に時折出てくる英語で書かれたメッセージは、当時、自身の心が落ちていた頃、Xでつぶやいた自分の言葉達を英語で表現したのだそう。

『自分自身の苦悩と向き合った時、救ってくれたのは自らが創ったキャラクター達だった。これを映像作品に落とし込んで表現した』と語ってくれました。

最後はウクライナ人リディヤさんのベリーダンス

最後は今回ウクライナ支援ブースの出店で参加してくれていたLidiya Zaretskaさんがベリーダンスを披露。

未だ混乱が続く母国ウクライナの事を想いながら、全身で表現してくれました。

リディアさんは、避難民として福岡に来日され、自身もアーティストとして絵画展を行ったり、福岡で精力的に活動しています。

そんなリディアさんと私、福岡デザイン・アカデミーの長野先生と最後3人でトークセッションを行った。

環境の全く異なる日本で生活することの大変さ、そして様々な苦悩の中で制作活動や表現活動を行っていることをご本人の声で聞かせていただきました。

私たちは平和な世の中で、自由で、好きなことを何でも打ち込める環境にあることは、決して当たり前ではなく、有ることが難しいことなのだと改めて思いました。

終わりにー

今回参加してくれた学生の皆さんからは「楽しかった」、「また続けてほしい」と沢山声をいただきました。
準備期間がなかった中でここまでの形ができたことは、学生の皆さんの熱意と支えてくださる沢山の方がいて下さったからこそ。

今回の芸術の秋まつりに関わってくださった明行寺ご住職、坊守様をはじめ、関係学校、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

また来年もぜひ開催しましょう!

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