昨日、福岡教堂で行われた『福岡教区 親鸞聖人報恩講法要』では、
法要後、午後からご法話をいただき16:30から「帰敬式」が行われました。
「帰敬式(ききょうしき)」とは、阿弥陀さま・宗祖親鸞聖人の御前で、
浄土真宗の門徒としての自覚をあらたにし、力強く生きていくことを誓う
生涯ただ一度の大切な儀式で、「おかみそり」ともいいます。
この帰敬式を受式され、仏弟子となられた方には本願寺住職(ご門主さま)より法名が授与されます。
[※最近では「内願法名」〔希望する名前〕を平成15年度より申請できるようになりましたが、
受理できないお名前や申請時期等の制約等もあります。詳しくは本願寺ホームページ迄]
『 法名釋 〇〇 』
「法名(ほうみょう)」とは、仏法に帰依する者の名という意味で、
「釋(しゃく)」とは、お釋迦さまの「釋」の一字。
つまり、お釋迦さまの仏弟子にならせていただく者の名という意味です。
法名は「亡き人につけられる名」と思われている方もいらっしゃると思いますが、
本来は生きている間に頂くものです。
キリスト教でいう「クリスチャン・ネーム」と同じようなものです。
「帰敬式」は、仏弟子になることであり、
法名は、南無阿弥陀仏の教えにみちびかれ、仏道を歩む者となった新たな名のりー
したがって、生きている「今」受式されることに、帰敬式本来の意味があります。
本来であれば京都の本願寺(西本願寺)にて帰敬式を受けられ、いただくものですが、
京都へ一泊以上で行くことが実質厳しい方もいらっしゃいます。
そのような方を対象に、福岡教堂では一年に一度、本願寺からご門主の御代行が来られ、
「教区報恩講」のご縁の中で、福岡でも帰敬式を受けられるようになりました。
今年は西林寺でも11名の方が帰敬式を受けられました。
次回は来年1月でありますが、興味ご関心のある方、ご希望の方は所属先のお寺へおたずね下さい。
西林寺のご門徒の方は、お寺へお気軽におたずね下さい。