この度のウェブサイト製作にあたり、
友人でプロダクトデザイナーの坂下和長氏が、お寺のロゴマークを製作してくれました。
ちなみに浄土真宗で使われている「下がり藤」の紋ですが、
この「下がり藤」の紋は、本願寺第22代門主の鏡如上人が、
九條籌子(かずこ)さまとご結婚(明治31年1月31日)されたとき、
九条家の紋である「下がり藤」を持参されたことから始まりました。
それを鏡如上人は、伝灯奉告法要(住職継職法要)のとき、
本願寺の紋として用いられたことから「下がり藤」が本願寺の紋となりました。
現在では浄土真宗を象徴する紋ともなっていますが、
実は歴史的にみますと非常に浅いものでもあるのです。
そういった下がり藤の紋が本願寺にはありますし、お寺としての「寺紋」もあるのですが、
今回製作していただいたロゴは、あくまで主張はしすぎず、角印からヒントを得た認め印のような、、
これから親しみやすいお寺づくり、様々な活動や場面で応用・活用できる
「紋」というより「ロゴ」という形を製作していただきました。
コンセプトは、『伝統と革新。常にそこにある、変化するうつわ。』
囲いの中にある余白は、すべての人の拠り所となったとしても、
それが満たされることなく(うつわが満杯にならない)、
常に堂々とした大きな気持ち、余裕をもって受け入れるという状態、
気概、そしてあらゆる変化への柔軟な対応力、許容力の深さを表すー
プロダクトデザイナー 坂下和長
これから大事に使わせていただきます。
ありがとうございます