浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

西林寺はなまつり -お寺マルシェ10th – ③

ちんどん鈴乃家さん登場〜

am11:00、どこからともなくあのお馴染みの音が聞こえてきましたー

ちんどん鈴乃家さん、10年連続ご出演!
西林寺はなまつり、絶対エースの登場です。

人数もパワーアップして登場!!!!

老若男女、みんなを笑顔にしてしまう鈴乃家さんの吸引力はさすが。

今年も幅広い世代の人たちのあたたかい手拍子がはじまって、みんなが鈴乃家ワールドに引き込まれていきます。

ちんどん鈴乃家、最年少の里桜ちゃん。
今から5年前の2017年、お母さんと一緒に7歳の時、西林寺はなまつりでちんどん屋さんデビュー

…あれから5年が経ち、今年小学6年生になった里桜ちゃんは、なんと玉すだれに挑戦!

彼女の成長を感じながら、その姿を温かく見守る皆さん。

本当に素敵な時間でしたー

10周年の垂れ幕まで!!!!感動でした。

定着してきた『あおぞら法話』

ちんどん鈴乃家さんのパフォーマンスが終わると、
今度は11:30より『はなまつり』のおつとめ。そして『あおぞら法話』の時間です。

この時間を毎年楽しみにされている方も多く、
今年も様々な方がお聴聞(ほとけさまのお話を聴くこと)に来られていました。

当初花まつりを始めた頃は、本堂でお参りとご法話を行っていました。

しかしながら、そうなると「本堂」と「境内」とで来られた方が分断されてしまう、、。
…せっかくの「はなまつり」のご縁。お寺に初めて来られた方や出店されている方々にも仏さまとのご縁に遭ってもらいたい。

…そんな思いから、本堂内ではなく、我々僧侶自身が下へ降りて、皆さんと一緒に境内からお参りし、仏さまのお話を聴く形へー

試行錯誤を繰り返しながらできた形が「あおぞら法話」という形でした。

今年のご講師は、篠栗町 妙福寺の副住職 藪彰顕師。

薮先生には昨年、吉塚市場にミャンマーよりお釈迦さまをお迎えした「開眼法要」の際に、雅楽の楽人(竜笛)として法要に参加していただきました。

今回はその時のお話も交えながら、お釈迦さまのお話〜そして肝心要の阿弥陀様のお話まで、
とっても爽やかに、分かり易くお話をしていただきました。

健康体操家、3年ぶりの電撃参戦

藪彰顕先生の「あおぞら法話」を終えると、当初予定になかった方がステージに登場。

ご無沙汰してます、健康体操家 松田一郎氏。
一度そのキャラクターに触れると忘れられなくなる男。

西林寺はなまつりに、3年ぶりに健康体操家が帰って来ました。

本職は社会福祉士であり、普段から高齢者へ認知症予防の体操を行い、
コテコテの博多弁でおばちゃん達をツッコミながら「笑い」と「認知症予防」を加えた独自の「健康体操」を考案。

みなさん、松田ワールドに引き込まれて、楽しく体を動かしていました。

コロナ禍での久々の再会

当日はご門徒の皆さん、地域の人の方、私の友人知人、外国人の皆さんも含めた多くの方が来られ、境内のあちこちでコロナ以来の久々の再会を喜ぶ姿があちこちで見られました。

私自身も中学時代の恩師が来られ、中学を卒業して以来30数年ぶりの再会(!!!!)
「人伝に安武の活動の聞いて一度会いに来てみたかった」と、、。

・・・ゆっくりお話ができなかったことは残念でしたが、本当に感激しました。

また、CNLの仲間も集結。

高校の同期や後輩、子ども達の幼稚園時代のママ友の皆さんも家族連れで遊びに来てくれ、あらゆる世代間の小さな同窓会があちこちで行われていました。

…これもお釈迦さまが結んでくださったご縁。本当に有り難いご縁でした。

お釈迦さまに捧げるダンス

13:00からはいよいよ後半に突入。

ここからは愛和外語学院の外国人留学生による、お釈迦さまのお誕生をお祝いして各国の歌や踊りで華を添える、『Asian Dance for Buddha by 愛和外語学院』の時間。

初めに、ミャンマーの女のコ達による民族ダンス。

笑顔がとっても素敵でした。

続いて、ネパールの民族ダンス。

息ピッタリのダンスを披露してくれました。

続いてミャンマーのバラード曲を披露。
…彼女達の優しい歌声を聴きながら、日本で前向きに頑張って生きる彼女達の姿に胸が熱くなりました。

最後のトリは、インドネシアのラジオ体操。(笑)

これがなかなかポップで面白い。

最後はミャンマー人やネパール人も、日本人も加わって、みんなで楽しく踊って終えました。

愛和外語学院の皆さんに感謝。

・・・最近テレビのニュースでは、連日ウクライナ情勢が報道される中、日に日にニュースの規模が小さくなってきたミャンマー情勢。
ミャンマーでは内戦状態が1年以上も続き、彼女達もまた大切な人たちを国に残し、不安な中日本で生活をしています。

そんな彼女達の背景を、ダンス終了後にお伝えささせていただきました。
これからも同じ地域に住む友人として、微力ながら応援していきたいです。

いよいよ最後はSPECIAL LIVE!!

14:30よりちんどん鈴乃家さんパフォーマンスで会場がほんわかあたたまった頃、、

『西林寺はなまつり』10周年を記念してスペシャルなお二人が登場!

蓮沼執太 + ユザーン、はなまつりお寺マルシェ10周年記念ライブのスタート。

境内は沢山の人で膨れ上がりました。

U-zhaan(タブラ):
オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。00年よりASA-CHANG&巡礼に加入。10年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」「ミスターモーニングナイト」等を配信リリース。14年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ等をゲストに迎えたソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』をリリースした。15年、Ryuichi Sakamoto + U-zhaanとして「Tibetan Dance / Asience」を7inchレコードで発表。16年には映画『マンガをはみ出した男 赤塚不二夫』の音楽をU-zhaan + Shuta Hasunumaで担当し、ボーカルにタモリをフィーチャリングした主題歌が話題となった。

蓮沼 執太:
1983年、東京都生まれ。音楽作品のリリース、蓮沼執太フィルを組織しての国内外でのコンサート公演のほか、映画、演劇、ダンス、音楽プロデュースなどでの制作多数。近年では、作曲という手法をさまざまなメディアに応用し、映像、 サウンド、立体、インスタレーションを発表し、個展形式での展覧会や プロジェクトを活発に行なっている。最新アルバムに6枚組CD『windandwindows』(2018)。2014年はアジアン・カルチャル・カウンシル(ACC)のグランティとして渡米。主な個展に『作曲的|compositions – rhythm』スパイラルガーデン・東京(2016)など。また、2017年文化庁東アジア文化交流使として中国北京にて個展『作曲性|compositions』Beijing Cultural and Art Centerを開催。2018年2月23日から4月8日までニューヨークのPioneer Worksで個展「Compositions」を開催。7月に蓮沼執太フィル・ニューアルバム『アントロポセン』。

ミャンマー僧侶のパンティーダさんの姿も。

オシャレなサウンドが吉塚の街中に響き渡る。何度聞いても『ギンビス』は最高。
執太さんの大好きな曲『ONEMAN』の生歌を聴きながら、今年もこうして無事に開催できたことをしみじみと嬉しく、ありがたく感じたことでした。

はなまつりを終えてー

今年も無事に『はなまつり ーお寺マルシェ』を開催することができました。
「はなまつり晴れ伝説」も10年連続更新です。

コロナ禍の開催に、賛否があるのは承知の上です。しかしながら、こんな時だからこそ、仏様の御教えを聴く機会を大切にしたかったし、こんな時だからこそ、老若男女がお寺の境内に集い、お釈迦さまお誕生のご縁にお寺での「再会」や「娯楽」を楽しむ。

…皆さんの記憶に残るはなまつりになってくれたらいいなと思います。


この日に際し、毎年快くご協賛くださる三宅漢方医院さんをはじめ、
ご協力いただいた出演者の皆さん、出店者の方々、お越しになった皆さん、本当にありがとうございました。

また来年、お釈迦さまのお誕生のご縁に西林寺で会いましょう!

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