浄土真宗本願寺派 松光山 西林寺

『西林寺はなまつり – お寺マルシェ6 – 』①

2018年4月8日(日)、西林寺『はなまつり – お寺マルシェ6』当日ー

 

4月8日は、お釈迦さまのお誕生日。

今年もこの日がやって来ました。

仏教ではお釈迦さまのお誕生の日を『 灌仏会(かんぶつえ)』や『 はなまつり 』といい、
4月8日の前後には各地のお寺で、大なり小なり、お釈迦さまの誕生のお祝いをしますー

西林寺は5年前よりこのような形で『はなまつり』を行い、
最近ではご門徒をはじめ地域の皆さんにも段々と浸透してきました。

しかしそうは言っても、全体で見れば、
『クリスマス』と比べ、その認知度は「低い」というのが実情です。

…しかし驚くことに日本では江戸時代、
4月8日お釈迦さまのお誕生日の日は、役所は全て休日だったようです。
寺子屋も休校。国民の祝日的な日であったとの記録があります。

現在でもお釈迦さまの国インドでは、
お釈迦さまのお誕生日の日は国民の休日なんだそうです。

そんな『はなまつり』を、もっとたくさんの方に知ってもらいたい
そして、お楽しみのご縁の中で仏縁に触れていただけたらー

そんな思いで『西林寺はなまつり ー お寺マルシェ』は始まりました。

今日はお釈迦さまのお誕生を、” 楽しみながら ”  ご縁に触れる一日ですー

今に伝えられるお釈迦さまのお誕生

今から2600年前、お釈迦さまはインド北部、
現ネパール・ルンビニーという地、カピラヴァストゥ(カピラ城)の
釈迦族の王子としてお生まれになりました。

お釈迦さまの母親であるマーヤ夫人は、出産のため里帰りの途中、
立ち寄られたルンビニ園の庭で無憂樹の花を手で折ろうとしたところ、
右脇の下からお釈迦さまがお生まれになったと伝えられています。

右脇」は、武力の象徴であり、「大切なものを抱える」ところ。

インドでは昔から王族などの高貴な方々は、
右腕や右脇から生まれた」と表現されることが多かったようです。

お釈迦さまがお生まれになられた時の事を、
現在でも様々な歓びと伝説でもって今に伝えられていますー

お釈迦さまは生まれてすぐに東西南北の四方に七歩ずつ歩まれて、
右手を天に、左手は地を指し、

天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)』

と仰られたといわれます。
「自分が一番偉いんだ」と誤解されて使われることが多いのですが、

本来は、
天上天下広しといえども、どれ一つとして無駄ないのちなどない、
いのちは皆それぞれに、等しく尊いものであるー

と仰られたのです。

・・・その時、九匹の龍が現れ、甘露の雨を降らせて産湯にしたー

…そんな伝承に由来して、現在でも『はなまつり』にはこうして、
甘茶をかける』、『甘茶をいただく』という習慣が生まれましたー

 

『西林寺はなまつり』タイムスケジュール:

そんなお釈迦さまのお誕生のお祝いとして行われるはなまつり、今日一日のスケジュール。

10:00 – フリーマーケット開始
11:00 – チャリティーヨガ①(※門徒会館にて)
12:00 – ちんどん鈴乃屋 境内パフォーマンス(20〜30分)
12:40 – 本堂にておつとめ(10分)〜 副住職あいさつ(10分)
13:00 – 舟川智也 師 あおぞら法話(20分)
13:30 – 健康体操家 松田一郎 健康体操
14:00 – チャリティーヨガ②(※門徒会館にて)
15:00 – ちんどん鈴乃屋 境内パフォーマンス(20分)
15:30 – Uzhaan + 新井孝弘 インド古典アコースティックLIVE(60分)
17:00 – 終 了

お寺マルシェ・ラインナップ

今年はお店が充実ラインナップ!

【 物販・ワークショップ 】

picol(消しゴムはんこと紙雑貨・アクセサリー)new
SANUK(アジアン雑貨・なぞ楽器)new
・LECT(子ども雑貨・アクセサリー)new
灯 – akari –(硝子アクセサリー)new
coharu candle(キャンドル・アクセサリー)new
アトリエブラヴォ(ワークショップ・雑貨)
Port(インテリア雑貨)
Fleur de lis(レザー小物)
5115studio(点描画)
はせがわ(ろうそく・お線香・仏具)
愛和外語学院(交流ブース)new
癒やし処 晴れる屋(マッサージ)

【 飲 食 】

宗家赤門屋(博多もつ鍋)new
カンボジア料理屋シェムリアップ(カンボジアン レッドカレー)
インド料理屋 ディプ・パレス(インドカレー・ナン)
中華料理 旬(炒飯)
ショップヒロ(さざえ飯・わかめ)
poco a poco.(焼き菓子)
Bamboo Coffee Roasters(竹炭珈琲・珈琲豆)new
欧州パンと自家焙煎コーヒーのお店 ぺるる(パン・珈琲)
社会福祉柚の木学園(煎餅・お菓子)
吉塚商店街連合 ポップアップストア
西林寺婦人会(駄菓子/甘酒/西林寺からあげ)

【 朝倉支援/産直マルシェ 】

三連水車の里あさくら(産直物産展)new
テラYOGA – 朝倉支援チャリティーヨガ new

 

 

マルシェを歩く

今年は初出店のお店が多数!

アジアン雑貨や世界中で買い付けられた『なぞ楽器』を販売する【SANUK】さん。

私もアフリカの伝統楽器マリンバを購入。
…あとでユザーンくんが面白い音に調律してくれました。

シックで可愛い色使いの雑貨を提供してくれたのは大阪から参加の【LECT】サン。

精巧で可愛い消しゴムはんこに雑貨、
ガラスや天然石などを合わせた手作りアクセサリーなど充実した商品展開は、
【picol】サンと【灯- akari – 】さん。


地元吉塚で活動されるキャンドル作家さんのお店【coharu candle】初出店。

三日前にお寺の廃ロウソクを提供したところ、
その廃ロウでボタニカルキャンドルを製作していただきました。

フランスをはじめ国内外からも非常に評価の高い、
自立支援を目指すアート作家集団【アトリエブラヴォ】さん。

缶バッチワークショップは相変わらずの人気でした。

地元吉塚から世界に発信するプロダクトデザイナー坂下和長氏のお店【PORT】。
吉塚商店街のおばちゃんと素敵なツーショット。

シンプルかつモダンで美しいプロダクトがラインナップ。

ボールペンでひたすら点と点を結ぶ”点字アート”の作品販売【 5115studio 】さん。

動物や昆虫、爬虫類をモチーフとした精巧なボールペンアートの数々、、。
作品を取り込み、ヴィンテージ広告のように仕上げる作品が特徴的。

野上祥成氏の革小物の店【Fleur de lis】。
イタリア最高級レザー・ブッテーロを惜しげもなく使ったアイテムと作品のクオリティ、
それに反比例する良心的価格帯で毎年多くの方がこの革小物たちを買っていかれます。

朝倉支援、産直マーケットも

今年は朝倉支援も兼ね、【三連水車の里あさくら】さんにお越しいただき、
参道にて『あさくら産直マーケット』も行いました。

朝倉の採れたてお野菜や果物、お米、
また『はなまつり』にちなみ、奥八女の高木茶園さんは
「甘茶」の販売も行っていただきました。

生産者の方や朝倉で頑張っておられる方々と
直接会話を交わしながら、朝倉の旬の野菜や果物を買って応援。

6月3日(日)には、現地朝倉のお寺・万徳寺さんで
キャンドルナイトLIVE主催 復興支援イベントも開催予定。

私たちにできる範囲で、これからも朝倉の皆さんを応援していきたいです。
(※詳細は5月1日、CNL WEBSITEにて)

【はせがわ】さんも今回二度目のご出店。
お墓参りに来られた方、婦人会の皆さんがたくさん買われていました。

お店を巡って疲れたら、【癒し処 晴れる屋】でひと休み。
去年今年とメインゲスト・ユザーン氏が大のお気に入り。
この日二度の施術を行い、翌日もお店へ通った後、ツイッターでつぶやいていました。

(笑)。

 異文化交流ブースも初登場

今回、福岡在住【愛和外語学院】で学ぶの外国人留学生による交流ブースも初登場。

お店からはスリランカ人ユニットによる生演奏が聴こえてきます。

スリランカも同じ仏教徒の国。
歌とパーカッションで一緒にお釈迦さまお誕生をお祝いします。

このブースで終始人気だったのは、
バングラディッシュの女の子によるヘナタトゥー。
タトゥーといっても刺青ではなく、
一時的に肌を染色し2週間で消えるオーガニック・タトゥー。

その模様がとてもオリエンタル!YOGAの先生は左脚に。

たくさんの方が体験され、異文化交流が生まれていましたー

もつ鍋屋さんの大将もオリエンタルに『赤門屋』ヘナタトゥー(笑)

飲食ブースを歩く

今年は飲食ブースも大充実。

西林寺の門の前には2カ国のカレー屋さん(!)

このはなまつり出店のため、わざわざ持ち出し用「ナンを焼く窯」を購入してくださった、
地元吉塚のインド料理屋【ディプパレス】さん。・・・本当に有り難いです。

もう一方では、昨年末、馬出から吉塚商店街の旧銭湯へ移転し、
今メディアで引っ張りだこの【カンボジア家庭料理 シェムリアップ】さん。

スロスさんが腕をふるう絶品カンボジアン・レッドカレー。
大鍋で大量に作られていましたが、早々に売り切れていました。

最近、日本各地のお寺さんで、花まつりを盛り上げるべく、
花まつりにカレーを食べて、お釈迦さまのお誕生をお祝いしよう!
という小さなムーブメントが生まれています。

カレーはインド発祥の地。そのお釈迦さまの国であるインドに思いを馳せ、
『カレーを食べよう!』というムーブメント。

のっかったというわけではありませんが、(苦笑)
西林寺ではこれからもインド・カレーと、
カンボジアン・レッドカレーでお待ちしています(笑)

また、同じく山門前の駐車場には、
吉塚商店街のお店と共にキッチンカー出現。

おしゃれなオムライスのお店【ufuKitchen】さん。

今年も地元吉塚商店街からも、
『吉塚商店街 POP UPストア』としてご参加いただきました。

1.管野商店さん(駄菓子)
2.上野生花店さん(生花)
3.吉塚うまかもん さん(おにぎり)
4.行政書士さん(無料相談窓口)

吉塚商店街も頑張っています!
今日のご縁で『三連水車の里あさくら』さんとも繋がったとのこと(!)
吉塚商店街でも面白いことが生まれそうです。

地元の子ども達やママに絶大な人気を誇る焼き菓子屋さん【poco a poco】。
この日もたくさんの子ども達がお小遣いを握りしめて、クッキーを買いに来ていました。

楽しそう。(笑)

雑餉隈にお店を構える、
創業1981年の老舗もつ鍋【宗家 赤門屋】さんも初出店。

ニンニクたっぷりと効いた、ぷりっぷりの国産牛モツ。

お寺で美味しいもつ鍋が一杯500円。
ユザーンくん、新井くんもいただいてました。

去年吉塚でみんなに惜しまれつつ、お店を閉じたKichi__Kichiさん。
新たに手掛ける【Bamboo Coffee Roasters】として復活。

今年も至極の一杯を提供してくれます。

香ばしい豆の香りが立ち込めていました。

吉塚商店街の入り口にある【欧州パンと自家焙煎コーヒーのお店 ぺるる】さん。

今年もおいしいパンがたくさん。

西林寺婦人会ブースでは、はなまつりのお祝いとしてお赤飯、甘酒、
そして毎年大人気の「西林寺からあげ」は飛ぶように売れていました。

同時併設した駄菓子ブースは、子ども達に大人気。

【中華料理 旬】さんは、焼きちゃんぽんに、酢豚弁当、鶏チリ弁当。
充実したお弁当がたくさん。

そして出ました、毎年いつ、どこに出没するかわからない、
超人気、志賀島【ショップヒロ】のサザエ飯。

商品を見つけるとたくさんの方が、2個、3個と買っていかれます。
短時間で40パックがあっという間に完売。   相変らずの人気ぶり。

こちらも根強いリピーターを持つ、
柚の木福祉会ふれあいの部屋さんのお菓子コーナー。

笑顔でみんな頑張っていました。

お寺は、歓びも悲しみも分かち合う場所ー

今年でもう6年目ということもあり、
朝10:00から境内はたくさんの人で賑わいました。

西林寺のご門徒をはじめ、地域の方々、吉塚の新旧のお店屋さん、
社会福祉団体、作家さん、福岡在住の外国人留学生、、

お釈迦さまお誕生のご縁に、老若男女、年齢も、職業も、国籍も超えて、
様々な出会いと交流が至るところで生まれていました。

これも「お釈迦さまのご縁」だからこそ、成せることなのかも知れません。

 

am10:30ー

ご挨拶とともに、様々なアトラクションが始まります!

 

(つづく)

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