日記帳

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福岡市仏教会、コロナ禍における法語のポスター第二弾。

昨年ご好評をいただいた【福岡市仏教会】において制作した、コロナ禍における法語のポスター。

その第二弾が完成しました。

コロナ禍における法語ポスター、第二弾。

 

様々な諸行事が中止や短縮、リモート配信となる中で、それでも福岡市仏教会から仏法を届けたいー
そんな思いから制作期間半年をかけ、ようやく形となりました。

今回もデザインは、『CANDLE NIGHT LIVE』や『西林寺はなまつり』のポスターデザインでおなじみ、【cowhouse】のNannyさん。淡い夏色をイメージした、清涼感あるデザインに仕上げていただきました。

福岡市仏教会 よりー

昨年の新型コロナ感染拡大から一年以上が経過して、医療関係者や保健所の職員の方々への過重負荷、逆にその他の労働者層においては雇用と経済の不安、両者に共通して見ることの出来る「いのちの不安」という新たな問題が見えてきたのではないかと考えます。殊に、毎日のように報道されます自死の問題も決して看過してはならない大切な問題であります。

かけがえのない一期のいのちをお互いに大切に考えあっていく上で、行動、言葉がけ、心理面での安寧をはかり、欲望と自制、ストレスとその解消、皆で意識し合い、語り合い、実践し合って行く訴えを、このポスターで提示していくことが出来ればと願っておりますー

「三密」とは、密閉・密集・密接を指す言葉として、昨年の流行語にも選ばれました。

しかしながら本来「三密」は仏教用語で、密教では、 (しん)「身に行うこと」・(く)「口に言うこと」・(い)「心に思うこと」の三業(さんごう)を意味し、身密(しんみつ)[行動]、口密(くみつ)[言葉]、意密(いみつ)[心]といいます。

今回のコロナ禍における法語ポスターでは、広く「福岡市仏教会」ということで、身口意の三業を敢えて「密」と表現し、時代に即応したものとして制作しました。

長引くコロナ禍においてまだまだ収束は見えませんが、今だからこそ、相手へ「不安を与えぬ振る舞い」、「和らぐ言葉の助け合い」、「互いを支える思い合い」を大切にしていきたいですね。

ポスターを欲しい方は西林寺まで

福岡市仏教会ポスターを欲しい方、今月7月31日(土)まで受け付けております。
お問い合わせは福岡市仏教会 事務局、西林寺(住職)までご連絡ください。