日記帳

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ベトナム僧と仏教徒の皆さんご来院。

2022年7月25日(土)、神戸よりベトナム僧の釈徳智さんとベトナム人仏教徒の皆さんがお越しになりました。

8月28日(日)に、敬虔な仏教徒でもあるヴーヴィン総領事の退任お別れ式と、盆法要を兼ねた行事を当山 西林寺にて行いたいとのこと。
コロナ禍でもあるので、ある程度の人数を制限した上で吉塚市場も協力し、彼らの法要を全面バックアップさせていただくことになりました。

釈徳智さんいわく、『 お寺は行く場所ではなく、帰る場所 』。

ベトナム人の7割は仏教徒だそうですが、福岡はもとより、九州、西日本でもベトナム人が “ 帰る場所(お寺)” は、日本においてはないといいます。
ベトナム寺院は、西日本では釋徳智さんが住職を務める神戸の和楽寺さんだけとの事。

現在、福岡市在住ベトナム人は2万人に達する勢いで、九州では4万人が暮らしているそうです。
そんな中で、今ベトナム人による犯罪が社会問題となっています。この5年間でベトナム人の犯罪摘発件数は約2倍と急増。

しかしながらその背景には、日本での労働環境の劣悪さ借金苦の問題、孤独ストレスなど、心の問題が引き金となって、犯罪に手を染めてしまうのがほとんどだそうです。

そんな現状の中で、今後彼らの心を支える場所、“ 帰る場所 “として、吉塚御堂を活用できないだろうか?

定期的なベトナム人による礼拝の日などを設けたり、孤独や不安を共有する場として、ベトナム人仏教徒の皆さんへ「吉塚御堂」をがその役割を担えたら、、、。
結果、犯罪抑止や孤独の解消に少しでも関わる事ができるかもしれない。

釋徳智さんに、そんなお話しをさせてもらったところ、釋徳智さんも吉塚御堂の認知と今後方向性を考えていらっしゃるとのこと(!)

今後、吉塚市場の「吉塚御堂」がベトナム人仏教徒の交流の場として利用していただけるよう、こちらもできることで協力していきたい。
そして、キャパシティの問題で、吉塚御堂が時として厳しい場合には、西林寺も協力してあげたいと考えています。