2025年7月13日(日)17:00ー
今日はミャンマー仏教徒の皆さんからお誘いを受けて、ミャンマーの仏教行事にお参りさせてもらいました。
ミャンマーは、満月の満ち欠けを大切にする国だそうです。
日本にはない仏教行事ですが、7月の「Waso」と言う満月の日はミャンマーの皆さんにとって重要な祝日とのこと。
日本ではお釈迦さまの誕生は4月8日、悟りを開かれた成道は12月8日、お釈迦さまが入滅された涅槃の日は2月15日ですが、タイやミャンマーなど南伝仏教ではお釈迦さまのお誕生、悟りを開いた成道、入滅された涅槃のすべてが満月の日に起こったとされることから、「満月」の日を大切にされるのだそうです。
そんなご縁に、私と、この日婦人会定例会で西林寺へお越しいただいた東迎寺の清藤隆春師とともにお参りさせてもらいました。
ちゃんと司会進行役もいて、ミャンマー仏教徒の皆さんの団結力が以前よりも増していることに頼もしく思えました。
6月よりミャンマーから新しくお見えになった僧侶。とても温厚な方で早くも皆さんから熱い信頼を得ているようでした。
少しだけご挨拶。
国によって、仏教の教義・解釈の違いや、袈裟・お衣の色、お参りの作法やおつとめの仕方も違いますが、大事なのは「心」。
同じお釈迦さまのみ教えを大切に頂く者同士、お互いの良いところを学び合っていきましょう、と。
そして、同じミャンマー人同士の横のつながりを大事にして下さい。日本で困ったことができたら、ここにいる仲間に相談ができるし、皆さんは決してひとりじゃないということをこのお御堂に来て感じてもらえたら。…そんなお話をさせてもらいました。
そして吉塚御堂堂守 瀧野隆さんからは、先般のミャンマー大地震に際し、みんなで募金活動を行った結果、約500万円の募金が集まり、瀧野さん自ら2度に分けて直接現地へ届けたことのご報告がありました。その模様は、今月7月27日(日)朝8時半頃のNHK全国ネットで放送されるとのことです(!)皆さんお楽しみに。
瀧野さんのご報告後、ミャンマー僧からのお説法。
時折みんなでお経を唱和する姿は本当に尊い姿でした。
ワソーの満月は、ミャンマー旧暦の7月に行われ、現地では雨季の始まりにあたるそう。
この日は僧侶への僧衣の寄進や布施を行い、雨季中の修行開始を祝う行事でもあるそうで、おまいり後にはたくさんの若者がミャンマー僧に布施をされていました。
また、終了後引き続き地震の募金活動も行われていて、ミャンマー仏教徒のグループもどんどん素晴らしい集まりになっていました。
「満月」を大切にするミャンマーの文化。
その背景を知り、垣間見ることができた貴重なご縁でした。