日記帳

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西林寺『はなまつり – お寺マルシェ4』②

2016年4月10日(日)pm11:30、
遠くからチンドン、チンドン音が鳴ってきますー
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西林寺はなまつりの絶対エース(笑)、ちんどん鈴乃家サン登場。
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よっ!鈴乃家ーっ!(笑)
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・・・今年もお釈迦さまのお誕生をお祝いしにやって来られました。
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このはなまつりを始めた時からずっとレギュラー出演の鈴乃家サン。
・・・常連キッズ達、お馴染みのため、すかさず最前列に陣取ります(笑)
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西林寺に再び現れた、満開の桜ー
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・・・歌あり、芸あり、笑いあり、、子どもからお年寄りまで、一気に心を鷲摑み。8K6A8155鈴乃家サンのパフォーマンスは、老若男女、みんなが笑顔になります。

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その頃・・・
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見覚えある広い背中…
・・・そう、志賀島から今年も遅れてあの男が登場。
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『キャンドルナイトLIVE』BARチームの大将であり、志賀島『ショップヒロ』の使者。
さざえ飯を引っ提げて到着。毎年忘れた頃にやって来て”隙間産業的”ゲリラショップを開店。
名物『ささえ飯』をあっという間に完売させて帰っていくという・・・春風のような男。
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開店するなりたちまち行列(汗)、、。
「さざえ飯」、「絶品醤油」、「わかめ」が飛ぶように売れていく。
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・・・あっという間に「さざえ飯」30パックが完売。
わずか1時間弱で帰っていった。。。8K6A8163そんな中、pm0:00ー
8K6A8180境内で楽しんでおられた方も本堂に上がっていただき、一緒にお参りです。
三帰依文』と『讃仏偈』のおつとめ。
8K6A8167ブッダーン サラナーン ガッチャーミ
ダンマーン サラナーン ガッチャーミ
サンガーン サラナーン ガッチャーミ

この『三帰依文』は、お釈迦さまご在世の当時から「三帰依」、
すなわち「」と「」と「」という三つの宝への帰依が誓われてきました。
われわれ仏教徒にとって三帰依文は、仏教徒であるという証であり、合言葉。

宗派を超えた大きな仏教国際会議でも、最後はこの言葉を唱和します。
8K6A8166敬虔な仏教徒の多いカンボジアやタイでは、国民の誰もが知っているこの「三帰依文」。
現地で『ブッダーンサラナーン〜』と言葉を発すれば、
若い人達からも『スゴーイ!ナゼ知ッテル?!』と驚かれます。(笑)

世界中の仏教徒の「合言葉」によって、カンボジアやタイでも、
多くの友人達とのコミュニケーションが、この「合言葉」から生まれてきました。

日頃はなかなかおつとめする機会がありませんが、
今日はお釈迦さまのお誕生お祝いということで、
「三帰依文」からおまいりさせていただきました。
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小学生や若い方と一緒にお参りするさせていただくのは、本当に気持ちが良いものです。
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pm0:10ー8K6A8196
まずはこの度のご挨拶をさせていただき、
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pm0:15、あおぞらご法話ー
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ご講師は、本願寺布教使、南区桧原の浄福寺ご住職 佐々木成明師。
私が公私共にお世話になっている、尊敬する先輩です。

本来であれば、おつとめ後はそのまま本堂にてご法話。・・・しかし、
境内で賑わう皆さんが「靴を脱いで本堂に上がる」というのは、
これまでの経験上なかなか難しいのです、、。

ある年には、皆さんに本堂へお上がりいただき、
ご法話に、LIVEに、楽しんでいただいたのですが、
・・・そうすれば今度は、境内のフリーマーケットに人がいなくなってしまう、、。

本堂でご法話を行うと、この「はなまつり」に協力して下さる関係者、
境内で出店されたすべての方々が “蚊帳の外”になってしまうのです。
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この四年間、さまざまな試行錯誤を重ねた結果、
ここに来られた方々が自然と「仏法」に出遭っていただき、
しかもそれが強制的ではなく、ごく自然な形で耳を傾けていただくご縁づくり、、

そんなことから、この「あおぞらご法話」は生まれました。

西林寺では『おつとめは本堂にて、ご挨拶とご法話は境内にて。』
という今のスタイルになっていったのです。
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当初は、若い人達が足を止めてご法話を聞いて頂けるか、、
とても不安でしたが、これが意外にも皆さん足を止め、お話しを聞いていただけるのです。
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浄福寺のご住職もまた、若い方々へ身を乗り出してお話しをしていただきました。
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ご法話もライブ。ナマもの。』と、ご住職。

来られている方々の年齢や、その場の雰囲気に合わせ、
大変分かり易く、時には数字やデータも交えながら、仏さまのお話しをしていただきましたー
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幅広い世代の方が、こうして自然と仏さまのお話しを聞かれている姿を見ていると、
「お寺に若者は集まらない」、「若者は仏法を聞かない」という仏教界の定説は、
本当にそうだろうかと、、思うことがあります。

変わるものと、変わらないものー

お念仏ひとつ、仏法というみ教えは今後も変わることはないけれど、
そのみ教えの伝え方は、時代によって変化していくことも大事なのではないでしょうか。

柔軟な姿勢でもって、ほんの少し角度を変えて魅せることで、仏法も鮮やかに聞こえてくるー

このような形で行えたことは、何より寛大な心で快くお引き受け頂いた浄福寺ご住職の、
懐深い器と姿勢の賜であります。本当に有り難くお話しを聞かせていただきました。
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はなまつりも後半へー

さらなる賑わいを増してきました。

(つづく)