日記帳

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【ごえんさんエキスポ】in 西本願寺

変える勇気、変えない勇気。
徳岡 邦夫 [『吉兆』料理人]

変える勇気
受け継がれてきた「歴史」と「伝統」を重んじながらも、
時代の流れを読みつつ新しいことに挑戦する勇気、
そして“ いい意味で ” 変えていく勇気。

変えない勇気
ただやみ雲に時代にフィットさせるのではなく、
基本、根幹となる部分はしっかりと。
決してブレない姿勢。

【 ごえんさんエキスポ 】


12月9〜10日、京都・西本願寺で開催された、
第25代大谷光淳ご門主・伝灯奉告法要のラストを飾る協賛行事【ごえんさんエキスポ】。

なんとか無事に終えることができましたー

全国で新しい取り組みに挑戦している本願寺派寺院や僧侶など、
53団体を紹介する、お坊さんの一大見本市【ごえんさんエキスポ】。

西林寺の【キャンドルナイトLIVE】ブースも参加。
※ 詳しくはCANDLE NIGHT LIVEのWebサイトにアップしています。

また、同時に9日にはこれまでお寺にご縁のなかった若者へ向けてのイベント『スクールナーランダ特別編』、
そして10日は、これからの宗門を担う若者の輪を広げようと、僧侶、寺族、門信徒向けに『本願寺ギャザリング(集会)』を開催しました。

当日は、若い方を中心に二日間で8419名の方が本願寺を訪れ、
本当に多くの方が今回の「ご縁」に遇っていただきました。

本願寺新報より

【 ごえんさんエキスポ 】を終えてー

今回の【ごえんさんエキスポ】、
開催に至るまで本当に長い道のりでした。

すべてはこの【ごえんさんエキスポ】を開催する為に、
毎月本願寺での会議に通っていました。

当然ながら、我がお寺のようにフットワーク軽く…
というわけには当然いかず、歴史と伝統の重み、、
そして、巨大な組織の中で新しい試みを行うのは、
こんなにも難しいものなのか、、と。

ご本山である本願寺は言わずと知れた世界遺産。
その境内で行うには私達が知らない様々な制約がありました。
一言で言えばがんじがらめ。巨大な壁に愕然とする日々。

いっそのこと「やらない」という選択肢も必要なのでは?
…そんなことを思ったこともありましたが、

ついに突破口をこじ開けた子ども若者ご縁づくり推進室室長さん、
何度となく企画書を書き換え、私たちの意見やアイデアを整え、
具現化して下さったクリエイティブディレクターの林口さん、
そして企画委員さん全員の思いと情熱によって、
遂にここまで辿り着きました。

たくさんの縛りと制約がある中で、
今本願寺でできる精一杯の催し、ご縁づくりだったと思います。

やりたかったことはまだ今回の倍以上ありましたが(笑)
まずは風穴を開ける!これにおいて大成功でした。

しかし、本当の意味で「成功」とは、何をもって「成功」と言えるのか、、

…それは今回の試みによって、今後どのようなことが生まれ、
どのような現象が見られていくのか、時間が経過し、
何年後に振り返った時、初めてわかるのかなと思います。

まずは今回のご縁で見えた課題や改善点、
できたこと、できなかったことも含め、
反省と検証をきちんとした上で次に繋げられたら。

打ち上げ花火で終わってはもったいないです。

私の役目は最後の「総括・反省会」でもってその役目を終えますが、
これをまた次に繫げられたら、、そんな風に思いました。

型を守りつつ、型を破るという挑戦ー

第一線で活躍される沢山の方々に囲まれて、
本当に有り難い経験と学びを得ました。

この経験を、今後お寺や組に還元していきたいと思います。

【ごえんさんエキスポ】開催に関わった関係者の皆さま、
本当にありがとうございました。お疲れさまでした!