2015年4月12日(日)pm2:00 ー
「西林寺はなまつり」も終盤に差し掛かる頃、
今度は友人達が家族連れで続々とー(笑)
中には「三世代」で遊びに来てくれた友人、あるいは「四世代」で来られたご門徒の方も。
・・・そんな光景が、こういう形で「はなまつり」を行って一番良かったと思えること。
「キャンドルナイトLIVE」の時との違いは、
いつも手伝ってくれている友人達が、今度は純粋に家族連れで集まれるということー
チームCNL、第二次ベビーブーム(!)
お昼からやって来た子ども達も、みんなお釈迦さまに甘茶をかけていきます。
・・・ちなみに↑のお父さん、「甘茶かけ」と「除夜の鐘突き」歴、30年の大ベテラン。 次世代へ指導中。
よくお寺の法要などにお参りに来られるおじいちゃん、おばあちゃん方に共通して言えるのは、
皆さんそれぞれに『幼い頃のお寺での感動体験』を持たれている方ばかり。
『 お寺でよく遊んでいた。』
『 お寺でお菓子をもらったのが嬉しかった。 』、
『 お参りに行ったら他のお婆ちゃん達から「よう参ってきたね」と褒められた 』等々、、。
そして、このはなまつりも、「うわぁー懐かしい、、」と、
嬉しそうに甘茶をかけて行かれるご年配の方もたくさんいらっしゃいます。
・・・今日のこの経験が、子ども達の記憶の片隅に少しでも残ってもらえたら、、。
平安社寺建築の石渕サン(写真右)も、わざわざ熊本から家族連れで。
CNLのデザイン担当 大山光二郎と再会ツーショット。
・・・考えてみると、二人はお寺で意気投合。それが縁で大山氏が「平安社寺建築」会社ロゴを製作。
・・・そんなお寺でのつながりもまた面白い。

そうこうしていると、、

pm2:30 ー
再び、ちんどん鈴乃家さんが登場! ワンちゃん、ビックリで吠えた!

お店の周りを練り歩きー
午後からステージ、始まり始まり〜
鈴乃家さんの太鼓に合わせ、終始ニコニコ手拍子されていたおばあちゃんが印象深い。
鈴乃家さん「ココでゲストを紹介します〜♪」と、
本堂から着流しスタイルで、本日のメインライブを務める、チャーリーこと逆瀬川剛史氏登場。
アコースティックギターで「さくら」を即興、、
「さくら」にのせて、八重桜を前に鈴乃家さんが舞う。 アーティスト同士の即興コラボレーション。
その後、鈴乃家さんのステージも終盤へー
最後はバッチリ決まりました☆

そして、改めて今年の大トリ、逆瀬川 剛史氏登場。

今回は逆瀬川サンのアコースティックギターに合わせ、
アトリエブラヴォの鈴木靖葉さんが「はなまつり」にちなんだライブペインティング。

どんな絵を描いていただけるのか、ワクワク。

逆瀬川氏のギター一本の演奏とは思えない、何層にも重ねられた音色、、。
昨年は中国・台湾・韓国・シンガポール・マレーシアなどの大規模なホールコンサートツアーを敢行。
ギター専門誌では「次世代を担うギタリスト15名」に選ばれ、世界を股にかけて活躍している。
2年前にキャンドルナイトLIVEで演奏していただいてからのご縁。彼からいつも良い刺激を頂いてます。

そんな逆瀬川氏の流麗な音色に乗せて、鈴木さんの絵の全貌がが見えてきたー

龍だッ!
1時間が経過し、・・・ついに完成!
鈴木さんが「はなまつり」に描いた絵は、インドで「ナーガ」と呼ばれる龍でした(!)
そもそもなぜ「ナーガ」なのか、・・・それはお釈迦さまがお誕生されたとき、
「二頭の龍が現れて、甘露の甘い雨を降り注ぎ、産湯をつかわせたー」と伝承されている、
その龍を表現したのでした。
龍の口からは、甘露の甘い雨が出ています。
語り継がれてきた龍も、国や地域によって様々な姿をしていますが、
鈴木さんは9つの頭をもった龍で表現していただきました。
面白かったのは、逆瀬川サンのギター。台湾のメーカーのギターは、
頭が龍の形をしていることから「ナーガギター」と言われているんだそう。
最後は、ご出演いただいたアーティストさん方と一緒に。
こうして、 今年も「はなまつり」は様々な方のご協力を経て、大盛況の内に幕を閉じることが出来ました。
・・・今から13年前の春の4月8日、私はタイ・バンコクにいました。
生まれて初めてのタイ・カンボジアをひとり旅。その際、最後に立ち寄ったのがバンコクでした。
街を歩くと、何やらバンコクの王宮前が歩行者天国になり、沿道にはズラリと露天。
その中を大音量のダンスミュージックやタイポップスにのせて、歌えや踊れの一大パレード。
「一体何のお祭りだろう?」と街の人に聞くと、『今日はブッダのバースデー!』といわれたのです。
衝撃的でした。
日本で私が知っている「はなまつり」は、「厳かに」「ひっそりと」、つとめるものばかりと思っていました。
・・・しかし、仏教のみ教えが生活の中に息づくタイでは、もっと身近なところにお釈迦さまがいらっしゃる、、。
「お釈迦様のお誕生日」を、友人や家族をお祝いするような「もっと身近なところ」でお祝いしていたのです。
日本でも「はなまつり」を、もっと身近に「楽しく」行ってもいいのではないか、、
そんなことがきっかけで、今のような形が生まれました。
また来年もぜひ継続して行えたらと思っています!
今回の「はなまつり」にご賛同・ご協賛いただいた三宅漢方医院さま、
そして快くご協力戴いた関係者の皆さまには心よりお礼を申し上げます。
また遠近各地よりお越しいただいたたくさんの皆さま、わざわざ足を運んで頂き、本当にありがとうございました。
またこのような形で「楽しく」仏縁に出遭っていただく「ご縁づくり」ができればと思っています。
皆さん、本当に有り難うございました。
西林寺副住職 安武 義修




