日記帳

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西林寺慶讃法要 ⑥ – 第二日目法要 –

西林寺慶讃法要 二日目

2019年11月3日(日)am11:00−

西林寺慶讃法要 二日目。
お参りの方々をお迎えする前に、法要実行委員の皆さんで記念撮影。

裃を着た西林寺門信徒会 新旧総代さんとお世話人の皆さんでー

この度の法要を取り仕切ってくださる会奉行 寂静寺ご住職 佐々木龍明さん、
会係の光蓮寺若院 簑原智海さん、専光寺若院 藤井直道さん、寂静寺若院の佐々木龍祐さん、
そして西林寺婦人会の皆さん、家族・親族も加わってー

前住職・前坊守には感謝の念しかありませんー

これから坊守と手を携えて、
西林寺の法灯を守っていきたいと思いますー

法要45分前、ご法中方到着

pm0:45−

バスにのって、本日の法要にご出仕くださるご法中方が到着。

この日のために、私の母校 龍谷大学剣道部の恩師 増田監督をはじめ、
剣道部の大先輩方も全国から駆け付けて下さいました。
ちなみに前住職は龍大剣道部OB会の副会長。

…まさかこうして剣道部の先輩方と一緒に写真におさまることができるなんて、、
本当に有り難く、幸せな時間でした。

ご法中方と記念写真

法要25分前ー

献灯・献華・献香

pm1:15、法要開始15分前、
昨日同様、法要を前に伝供(でんぐ)を行います。

献灯・献華・献香ー
まずは献灯から行います

つづいて献華ー

献香ー
法要二日目は、長男の久遠が務めてくれました。

境内では、昨日同様に「庭儀」のため法中方がご整列。
緊張感が高まってきましたー

『西林寺 慶讃法要』始まります

pm1:30ー 喚鐘。

松光山 西林寺『親鸞聖人七五〇回 大遠忌法要』並びに、
『第十六世住職・坊守継職法要』第二日目が始まりますー

楽人は、那珂組白鵠会の皆さんと宗像組宝蓮寺の青木先生、
そして勤式時代の同期の皆さんですー

楽人先導のもと、今回の法要も諸僧・導師が行列をなして、
向拝口、本堂から内陣へと入堂する「庭儀」で始まりますー

『 宗祖讃迎作法(音楽法要)』

法要第二日目は、『宗祖讃迎作法(音楽法要)』。

はじめに前住職が「住職」として最後の登礼盤(※)、そして「表白」です。
※ 登礼盤とは、内陣中央の礼盤に座すこと

前住職の一挙手一投足、言葉を、
しっかりと心に焼き付けさせてもらいましたー

シンセサイザーの音に乗せて『正信念仏偈』。
行道が始まりますー

行道後、前住職降礼盤を合図に、
今度は新住職が後門を通って祖師前焼香の後登礼盤。

長男も再び賦華籠・撤華籠の大役。

昨日同様に「表白」を述べさせていただきましたー

幼馴染みの友人達にも見守られてー

本当に有り難い法要でしたー

法要終了後、記念式典

pm2:20、住職任命。

本願寺総長を代行し、那珂組組長 一心寺住職
傍示憲昭様より住職任命証をいただきました。

続いて、前住職 第十五世住職に感謝状です。

住職退任のごあいさつ:
『この度、「親鸞聖人七五〇回大遠忌法要」、
「第十六世住職・坊守継職奉告法要」をお勤めするにあたり、
万感の思いでこの日を迎えました。

振り返りますと昭和四十六年、縁あって西林寺へ入寺、第十五世住職を継職させていただきました。
以来、お念仏のみ教えを頂きながらも、至らぬ事ばかりの私でありましたが、
曲がりなりにも住職として務めることが出来ましたのは、仏祖のご加護は申すまでもなく、
物心両面でお支えくださいました門信徒の皆様そして有縁の皆様のお陰であります。

(中略)今日をもちまして私どもは退任いたしますが、
これからも体力の続く限り新住職・坊守と共に西林寺の法務に協力し、
念仏相続に努めたいと思っております。有り難うございました。』

皆さんからの温かい拍手が本当に印象的でしたー

感謝状の贈呈

ここで、永年西林寺の護持発展に
多大なる貢献をいただきましたお三方へ本願寺より感謝状が贈られました。

今回の法要で勇退される、西林寺 門徒総代長であり法要実行委員長の佐保秀次さん

同じく今回の法要で勇退される、門徒総代の豊島 喜多男さん。

そして西林寺 仏教婦人会 会長の江藤 信子さん

第十六世住職あいさつ

新西林寺門信徒会会長 山田大作氏、新坊守と一緒にご挨拶。

はじめに、今日のご法縁は私の継職法要でもありますが、
それ以上に前住職・前坊守への感謝の法要と思っています。

今日のこの日を迎えるまで、この一年は特に慌ただしい日々でありました。
その中で、法要の準備をしながら、ふと、
…私は住職として本当にやっていけるのだろうか、、
そんなことを思うと不安になる日々、、今日まで自問自答する日々でした。

しかし、当日になって、改めて思った事は、
できる、できない、ではなく、覚悟があるか、ないか。

非情に吹っ切れた思いであります。
これから自覚と覚悟を持って、坊守と一緒に歩んでいきたいと思います。

今回、この法要は『第十六世住職・坊守継職法要』という名で法要を務めさせていただきました。

通常、住職の継職法要に「坊守」の名を刻んで行うことはほとんどありません。
しかしこの度の法要では、敢えて『 住職・”坊守”継職法要 』とさせていただきました。

「坊守」とは、坊(お寺)を守るという意味で、
浄土真宗本願寺派では住職の配偶者、または寺族のことをいいます。

実は「坊守」は「住職」以上に大変なおしごとで、
日頃目に触れないところでたくさんの“支え”をしていただいています。
まさに「無くてはならない存在!」、それが「坊守」でもあります。

この度の法要では、敢えて名を刻むことによって、
そんな「坊守」の意を多くの方に知っていただくと同時に、
私達自身がこれから自覚を持って、
たくさんのご門徒さまに“お育て”をいただきながら一緒に歩んでいきたいー
…そんな決意の法要という意味でもありました。

これから家族一丸となって頑張っていきたいと思いますー

記念ご法話

pm3:00−

記念ご法話は、昨日に引き続き、早良組 徳常寺ご住職 紫藤常昭 師

先生のご法話はいつ聴いても、
時に笑い、時に学び、そしてハッとさせられる有り難いご法話。
この度の二日間もまた親鸞聖人のご生涯とご遺徳を偲ばせていただきながら、
有り難くきかせていただきました。

・・・こうして二日間の法要を無事におつとめすることができました。
全国から沢山の方にお参りいただき、本当に有り難い二日間でしたー