日記帳

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福岡市仏教会 臨時総会

6月23日(水)は、西林寺にて福岡市仏教会 臨時総会。

福岡市仏教会にとって、大きく歴史が動いた一日となりました。

コロナ禍において、当番宗としてすべての諸行事(涅槃会/灌仏会/仏教講演会/成道会)等が変更・中止を余儀なくされ、その中でも「私たちに何ができるのか?」を考え続けながら運営を行なってきました。

できうる限り、現在の問題に即応した活動として「法語ポスター」製作や、

「オンライン法要」の試みもその一つでした。

そして、この「今」だからこそできる最後の取り組みとして、
福岡市仏教会にご加盟の全141の寺院へアンケート調査を実施。

市仏教会が抱える諸問題に対しての「声」を数値化した上で、抜本的なシステムや行事の見直し、また、今後寺院数が少ないご宗派が「当番宗」をされるにあたっての負担軽減案をまとめ、この度の臨時総会を開催することとなりました。

各ご宗派より代表理事にお越しいただき、今回の改革案を審議していただいた結果、1案のみ「継続審議」となったものの、あらかた全会一致で改革案が可決しました。

これまで諸先輩方より受け継がれてきた「福岡市仏教会」への想い、また宗派の垣根を超えた「研鑽と交流の場」という『本来の形(本来化)』へ戻していくための改革でした。

まだまだ詳細を詰めていく必要はありますが、今後、寺院数が少ないご宗派のご負担軽減につながるのではと思います。

ここまでのことができたのも、本願寺派那珂組ワンチームで行えていること、そして経験豊富な先輩方が保守的にならず、問題の本質を捉えた上で改革を行うバックアップをしてくださった事、最後に私達宗派自身が身を切る改革ができた事が本当に大きいです。

福岡市仏教会 当番宗事務局長としての任期はあと5ヶ月となりました。

コロナ禍において、残り諸行事につきましてもまだ不透明ではありますが、諸先輩方より受け継がれてきた想いと法の灯火を絶やさぬよう、謙虚なる志を持って最後まで取り組んでいきたいと思います。