日記帳

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『福岡市仏教会』引き継ぎ式。

2021年12月17日(金)、福岡市仏教会の事務局長として最後のお仕事。

次期当番宗の日蓮宗さまと引き継ぎ式。

コロナ禍での二年間、準備を行っては中止・変更を繰り返す難しい二年間でした。

コロナ禍で「楽」どころか、仕事量は二倍に。
最初から最後までマニュアル通りには行かないながらも、コロナ禍を言い訳にはしたくない思いで「浄土真宗本願寺派 那珂組」で一致団結。
心強い先輩方の強力なバックアップもあり、なんとか事務局長として無事に走り切る事が出来ました。

今の我々に何ができるか?考え続けた二年間。
新たな試みとして、コロナ禍における法語ポスターの制作や、オンライン法要の試み、様々な改革も断行。

福岡市仏教会加盟寺院、全141ケ寺にアンケート調査を実施して、市仏教会が抱える諸問題に対しての「声」を数値化した上で、これまでのシステムや行事を見直しました。

その中で、福岡市仏教会は「浄土真宗本願寺派」寺院が圧倒的に多く、五宗で十年に一度(任期二年)のサイクルで当番宗を回しているものの、寺院数が少ないご宗派にとっては当番宗が回ってきた時、大きな負担となっていました。

この問題に対して、我々自身が身を切る改革で、「浄土真宗本願寺派」寺院を二分し、十年に一度五宗で当番宗を回して来た事を+1、本派が当番宗を2グループで引き受ける事で全体として「十二年に一度」となり、皆さんの負担軽減を図りました。

これに伴い行事の根本を見直し、規約改正にも着手することができました。
これまで諸先輩方より受け継がれてきた「福岡市仏教会」への想い、また宗派の垣根を超えた「研鑽と交流の場」という『本来の形(本来化)』へ戻していくための改革でした。

コロナ禍の難しい二年間でしたが、少しでもお役に立てたのなら幸いです。
しかしながら若輩者ゆえ、至らぬ点も多々あったかと思います。
あたたかな眼差しで見守って下さった諸先輩方、福岡市仏教会代表理事の皆様には感謝しかありません。

二年間、本当にありがとうございました。