日記帳

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4月8日『はなまつり』。

2022年4月8日(金)は、お釈迦さまのお誕生の日でした。

今回は、永代経法要中に迎えるお釈迦さまのお誕生日です。

仏教ではお釈迦さまのお誕生の日を『 灌仏会(かんぶつえ)』や『 はなまつり 』といい、
4月8日の前後には各地のお寺で、大なり小なり、お釈迦さまの誕生のお祝いをしますー

今年も「花御堂」をつくって、お釈迦樣のお誕生をお祝いさせてもらいました。

お釈迦さまのお誕生のはなし

今から2600年前、お釈迦さまはインド北部、現ネパール・ルンビニーという地、カピラヴァストゥ(カピラ城)の釈迦族の王子としてお生まれになりました。

お釈迦さまの母親であるマーヤ夫人は、出産のため里帰りの途中、立ち寄られたルンビニ園の庭で無憂樹の花を手で折ろうとしたところ、右脇の下からお釈迦さまがお生まれになったと伝えられていますー

右脇」は、武力の象徴であり、「大切なものを抱える」ところ。インドでは昔から王族などの高貴な方々は、「右腕や右脇から生まれた」と表現されることが多かったようです。

お釈迦さまがお生まれになられた時の事を、現在でも様々な歓びと伝説でもって今に伝えられていますー

お釈迦さまは生まれてすぐに東西南北の四方に七歩ずつ歩まれて、右手を天に、左手は地を指し、

天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)』

天上天下広しといえども、どれ一つとして無駄ないのちなどない、いのちは皆それぞれに、等しく尊いものであるーと仰られたのです。

・・・その時、九匹の龍が現れ、甘い香りの雨が降り注ぎ、お釈迦さまの体を洗ったー
そんな伝承に由来して、現在でも『はなまつり』に、『甘茶をかける』、『甘茶をいただく』という習慣が生まれましたー

朝10時よりお参り

永代経法要はお昼13:30からなので、
午前中10:00より、法務員の榊と一緒にお参りさせてもらいました。

その後、吉塚御堂へー

お寺で参りした後は、その足で吉塚御堂へ。

まだサクラが残る、吉塚市場のお釈迦さまの前でも三帰依文、そして重誓偈のおつとめをさせていただきました。

よろこびごとの中でお参りさせていただくことは、本当に気持ちが良いものです。
4月10日(日)にはあらためて、お釈迦さまのお誕生をよろこぶ『はなまつり – お寺マルシェ10th -』。

コロナ禍の大変な時ではありますが、感染対策をしっかり講じた上で行いたいと思います!