山門前参道工事、開始
2022年5月16日(月)、いよいよこれから参道工事が始まります。
これまでのコンクリートだっただった参道はどんな風になっていくのだろう。
まずは、解体前の下準備。
2022年5月14日(土)、参道工事を来週に控えて、まずは工事前の下準備。
ダイヤモンドカッターで、あらかじめコンクリートに切れ目を入れて、解体しやすくします。
いざ、コンクリート撤去作業。
2022年5月16日(月)、朝9:00ー
ドドドドドッッーーー!!!!!!!
けたたましい音と共に、コンクリートの掘削工事が始まった。
ものすごい地響き。ブレーカーという重機で連続的に打撃を与えて、破壊したコンクリートをショベルカーで運ぶ。
近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
一日目、作業終了。
撤去作業二日目
2022年5月17日(火)、撤去作業二日目。
山門正面のコンクリートに着手。
あらかじめダイヤモンドカッターで切れ目が入ったコンクリートは、気持ちの良いくらいにキレイに剥がれていく。
すごい厚みのコンクリート。
工事二日間であっという間にこのような状態に。
…重大な問題が発生。
ここで問題が発生。今回工事を行って初めてわかったことが。
…なんと、西林寺参道の塀は、基礎が全く施されておらず、ただ地面から立ってるだけの危険な状態だった事が判明。
西方沖地震の際、塀が少し前傾に傾いている。。
…今の状態では、再び震度5強以上の地震で倒壊の危険性もあるとのこと、、。
これは背に腹は代えられません。
直ちに予定を変更し、急遽塀の耐震補強工事を行うことに・・・。
まさかの塀耐震補強工事
2022年5月25日(水)朝9:00ー
急遽、参道の塀耐震補強工事が始まりました。まずは「基礎クラッシャーラン 転圧」。
クラッシャーランとは、砕石の一種で、道路の基礎の下に敷かれるもの。
地盤面に砕石を敷き詰め、土が沈下しないように地盤の安定化を図る作業。
コンクリートの立ち上げ補強
2022年5月27日(金)、地面にコンクリートを流し込む。
そこからさらに木枠でコンクリートを立ち上げてー
足元部分を強固に補強し、さらに生コンを流し込みます。
補強工事、完了。
2022年5月28日(土)、塀の耐震補強が完成。後ほど塀と同じ色味を吹き付けて完成です。
…それにしても、今回参道工事を行なっていなかったら塀の脆弱さに気づく事はなかったと思います。
また震度5以上の地震がきていたら・・・考えただけでもゾッとします。
とにもかくにも、塀の耐震までできて本当によかったです◎
塀の耐震補強も無事にできたことで参道整備も再開。
地盤面に砕石を敷き詰め、路盤を整正。急ピッチで工事が進んでいきます。
いよいよ舗装作業開始。
2022年6月1日(水)、舗装作業開始。
アスファルト混合物を路盤の表層に敷きならす作業。
石畳風アスファルトを形成する前に、一旦すべての路盤をアスファルト化します。
当初は、道路から山門までの参道も石畳化を考えていましたが、山門前に市道が交差しており、そこに石畳を敷くことは役所から許可がおりませんでした。
そこで、道路から山門までの参道に関しては、アスファルトによる『石畳風舗装』を施す事に。
どんな仕上がりになるか、とても楽しみにです。
手際よく作業が進み、、
一日でご覧の通りに。
ここからがいよいよ最終行程ー
最終行程 – 石畳風型押し/路面を着色 –
2022年6月8日(火)、いよいよ参道整備工事も大詰めです。
今日行うのは「ストリートプリント」。カナダ発祥の景観アスファルト工法です。
アスファルトは温めると柔らかくなり、 その柔らかくなった表面を石畳風に仕上げるため型押しによって立体的に成型加工。
ドドドドド!!!と型押しを踏んでいくと、、
石畳のような凹凸が!
温めては型押しで踏んでいくのを繰り返していきます。
アスファルトの上に石畳のような模様が完成。
更にここから路面強化着色剤「ストリートボンド」で着色・コーティング。
そして遂に完成しました!!
2022年6月9日(木)、石畳風アスファルトが完成しました。
殺風景だった参道はー
見違えるほどよくなりました。
ストリートボンドで着色コーティングされた路面は、通常のアスファルトと比べて圧倒的な防滑性を誇るとのこと。
アスファルト表面を「
ストリートボンド」でコーティングすることで、雨に濡れても滑りにくくなるそうです。
さらに、この石畳風アスファルトは、経年変化に強い事も特徴の1つだとか。
強固なことで知られるエポキシ樹脂をベースに、アクリル樹脂でコーティング。紫外線の影響も受けず、 無垢のアスファルトよりも大幅に寿命が延びるとのこと。
参道が一気に明るくなりました!
ここから、照明器具の取り付け、山道脇に新たに作った植え込みに植栽がくれば完全な完成となります!