2022年12月31日(土)、
今年も大晦日がやってきました。
『除夜』とは、『 古い1年を除いて新しい年を迎える夜 』という意味で、大晦日の晩のこと。
今回も昨年同様、マスク着用、ソーシャルディスタンスの徹底と、山門前、鐘を撞く前の二度の消毒をお願いして、例年通り除夜の鐘撞きを行いました。
ぜんざいのお接待は今年も中止に。
『 除夜の鐘 』を撞く
新年が明ける15分前、
境内はすでにたくさんの人。
一時は境内〜参道、お寺に面した道路まで長蛇の列ができていたそうです。
23:45、鐘楼堂にて重誓偈のおつとめ。
その後、住職、前住職、法務員の榊と鐘を撞きはじめました。
浄土真宗では「108」にこだわることなく、鐘を撞くことが多いため、西林寺においても、毎年来られた方全員に鐘を撞いていただきます。
今年の鐘は177回つきました(笑)
この十年で、鐘を撞きに来られる人の層も大きく変わりました。
昔はご年配の方が圧倒的多数でしたが、今は若い方、あるいは小さなお子さんも含むご家族連れの方がとても多くなりました。
お寺の鐘の音ー
皆さんに撞いていただく「ゴ〜〜ン!」という鐘の音は、「仏さまの清らかな声」と「み教え」といただきます。
除夜の鐘をつき、その音を聞く事で、この一年に自らつくった罪の深さを自覚し、煩悩を振り捨てて、報恩感謝の穏やかな心で新しい一年を迎えるー
親鸞聖人は、私たちはすべて煩悩具足の凡夫と仰せになりました。
具足とは、煩悩の塊という意。つまり、私たちは煩悩の塊ということ。凡夫とは、私たち人間のことです。
私たちは『煩悩の塊』でできていて、頭の先から足のつま先まで煩悩だらけの身です。
そんな『数多くの煩悩を抱えている私』と自覚しながら、新しい気持ちをもって新年をお迎えするー
『除夜の鐘』を撞くことにおいてとっても大事な意義ですー
am0:00、1月1日『元旦会』
午前0時から本堂において、『元旦会』のおつとめがが始まりました。
『元旦会』とは、新年の一番はじめにまず阿弥陀様へ御礼を申し上げる法要。
新年を祝うと同時に今年もお念仏と共に日暮らしをさせていただく、誓いを新たにする法要です。
正信偈のおつとめ。
今年は、西林寺のご門徒をはじめ、地域の方、そしてベトナム人仏教徒の皆さんもお参りに来てくれ、とっても嬉しい2023年の幕開けとなりました。
元旦会のお参り終了後、
大切な地元の仲間達と共に、ささやかに新年をお祝いしました。
2023年、よろしくお願いいたします。
今年も変化を恐れず、困難な問題にも、勇気を持って立ち向かっていくー
そんな一年にしていきたいと思います。
今年も様々な挑戦や、新プロジェクトなどが盛りだくさんです。
しっかり腰を据えて、余白も大切にしながら、自分にできる事を精一杯取り組んでいきたいと思います。
皆さん、本年もよろしくお願いします!!!!
西林寺 住職 安武義修