日記帳

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京都・伝道院へ

2023年1月26日(木)、朝5時から本堂にて朝のおつとめ。
急いで着替えて朝6時の鐘を撞いたあと、待たせていたタクシーに飛び乗って空港へ。

・・・なんとか朝7時の飛行機に間に合い、無事に出発です。

朝8:25、大阪伊丹空港到着。
前日まで「もし飛行機が飛ばなかったら・・・」とハラハラしていましたが、これでなんとか京都に辿り着けそうです。

KYOTO

伊丹空港からバスで京都へ移動。京都市内に入った途端、景色が一変。
昨日京都で数年ぶりに降り積もった雪がまだ残った状態で、道路はアイスバーンと化し、珍しい景色が広がっていた。

門前町の車はこんなことに・・・

本願寺へ

伝道院へ行く前に、まずはご本山へお参りへいくことに。

まだ薄らと雪が残る御影堂。

御影堂は、堂内の音響・照明機材等をリニューアルするため、御正忌報恩講後、1月18日から3月16日まで閉鎖中とのこと。中に入れず残念でしたが、阿弥陀堂にて今年初めてお参りさせてもらいました。

こんな景色もまた珍しい本願寺でした。

伝道院

午後1時、伝道院へ。

昨年に引き続き、二度目のご縁。
しかしながら、去年はコロナのため、対面ではなくZOOMでのオンライン講義。
お寺から壁に向かってひたすら3時間話すという、、全く伝道院の雰囲気を感じることのないご縁でした。

今年はいよいよ伝道院で・・・
布教使でもない私が、ついにこの場所に足を踏み入れるのか、、と、感慨深い気持ちで伝道院へ伺うとー

『本日の講義ですが、ただいま伝道院の水道管が壊れていまして、急遽聞法会館で行います。』とのこと。(汗)

・・・。
・・・ですよね、、
そう簡単に足を踏み入れることができない地、・・・それが伝道院です。。(涙)

伝道院 講義

…ということで、聞法会館でお話しさせていただきました。
テーマは前回に引き続き『多文化共生』。

昨年、このテーマでのご縁をいただいた時、とても戸惑いを覚えました。

浄土真宗のみ教えを学び、深め、やがて布教使としてご活躍されていく方々へ、一見すると、“ 関連性のないもの ” にも思えてくる「多文化共生」というテーマ。

しかし、今お寺を取り巻く環境は大きく変わり、大変な時代となりました。
これまで「ご法話をお聴聞さていただく」という、
いわば「整えられた場」でのご法座の開座そのものが難しい時代となりました。

お寺を取り巻く環境がこれから益々厳しくなる中で、布教の場はもちろん、これまで仏教や浄土真宗のみ教えにご縁のなかった方へも『仏さまとのご縁づくり』をどう創出していくかー
そんな「企画力」や「行動力(実行力)」が益々大事になる中、まずはお寺の周囲で起きている“社会課題”に目を向け、「知る」ということ。そしてその問題を捉えていくか?

その一例として、私のこれまでの一連の活動をご紹介させていただきながら「多文化共生」について考えてみる・・・そんなお役目でした。

3時間の長丁場。どれだけのことが伝えられたかはわかりませんが、緊張感を持ちながらも、プレッシャーを楽しんでお話しさせてもらいました。

今回も場所が聞法会館とあって、伝道院の「で」の字も感じる事はできませんでしたが(苦笑)、このような貴重なご縁を二度もいただき、本当に感謝しかありません。
私にとって今後の大きな財産となる経験をありがとうございました。

称名