日記帳

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『 西林寺はなまつり -お寺マルシェ11 -』②

プログラム開始

am11:00、どこからともなく鳴り物の音が聞こえてきましたー

ちんどん鈴乃家さん、11年連続の登場。

小学校低学年の頃からずっと出演し続けてくれるリナちゃんは、4月からなんと中学生(!)

2017年にお母さんと共に7歳の時、西林寺はなまつりデビュー

あれから6年が経過。…本当に時の流れを感じます。
毎年鈴乃家さんのパフォーマンスを楽しみに来て下さる方々も、リナちゃんの成長する姿をみてみんながニコニコ。とてもあたたかい雰囲気に包まれました。

前半ラストはみんなで盆踊り!!!

お客さんも巻き込んで…私も巻き込まれ (笑)

いざ踊ってみると、とっても楽しい!笑顔の絶えない時間でした。

ベトナム仏教徒の皆さんもー

鈴乃家さんのパフォーマンスが始まった頃、同じグレーの服に身を包んだベトナム人仏教徒の皆さんが大勢でお参りに来てくれました。

本堂でお参りされた後、記念写真。
今日は朝、吉塚御堂にてお参りをした後、そのまま西林寺へ来られたのだそう。

国を超えて、同じ仏教徒としてこのような交流ができているのは本当に有り難いことですね。

あおぞら法話

11:30より『はなまつり』のおつとめ。

三帰依文から重誓偈をお参りした後、『あおぞら法話』の時間。
毎年この時間を楽しみにされている方も多く、今年も若い方からご年配の方まで、様々な方が仏さまのお話を聞くご縁に遇っていただきました。

今回のご講師は明行寺住職・坊守の夫婦ユニット「遇々(たまたま)」さん。

法話×クリエイティブな音の世界。
ご法話の有り難さと共に、どこか前衛的でアートにも通ずる素晴らしい世界観でした。

健康体操家、今年も電撃参戦。

当初予定になかった男が今年もステージに登場!

健康体操家の松田一郎氏。
一度そのキャラクターに触れると忘れられなくなる男。

会場中を笑顔にし、老若男女、日本人も、外国人も、みんなを健康体操の世界へ連れていくー

コテコテの博多弁で行う認知症予防を加えた彼の体操。みんなを釘付けにするのはさすがの一言。

お釈迦さまに捧げるダンス

13:30、愛和外語学院の外国人留学生による『Asian Dance for Buddha by 愛和外語学院』。

毎年各国の学生がお釈迦さまのお誕生をお祝いして歌や踊りで華を添えてくれます。

トップバッターは、ミャンマーの女の子達によるダンス。

弾ける笑顔がとても素敵でした。

続いてインドネシア人学生によるインドネシアの歌を披露、

ネパールの学生は、現代×伝統の音楽を織り交ぜた表現豊かなダンス!

みんな釘付けになりました。

今年は国外へ避難して来られたウクライナの皆さんも参加。
音楽にのせて写真で母国の現状を伝えてくれました。

唇を噛み締めながら伝えるその様子に、胸が熱くなる。
彼女達はどんな思いで日本で暮らしているのだろう、、

最後はウクライナの女の子が母国の歌を歌ってくれました。
言葉は通じなくても平和を訴えるその姿に、みんなが心を打たれました。

戦争はウクライナだけではありません。今回参加してくれたミャンマーの皆さんの母国も未だ内戦状態が続いています。
彼女達もまた大切な人たちを国に残し、日本で不安な中生活をしています。

私たちが彼ら彼女らにできることは、同じ地域に住む仲間として受け入れてあげること。そして優しい笑顔と言葉で接してあげることではないでしょうか。

愛和外語学院の皆さんには本当に感謝です。

九州産業大付属九州高校 吹奏楽部コンサート

14:00、ここから空気はガラリと変わりー
今回初めての試み、九州産業大付属九州高校 吹奏楽部によるスペシャルコンサートが開演。
1、2年生、総勢50名が西林寺へ。まさに圧巻でした。

近年、吹奏楽コンクール九州大会で3大会連続金賞を受賞。 ’20アンサンブルコンテストでは九州代表となり全国大会で金賞を受賞する実力校。
(※先生に許可をいただき、写真を掲載させてもらいました )

3年生が春に引退し、今回が新チームとして初の演奏会とのこと(!)

コロナ禍の中、一生懸命演奏する姿に、多くの皆さんが感動していました。

演奏を聴いていた、高校時代元ブラスバンド部だったユザーンくんは、

『 あんな良いライブは初めて。ホントにヤバかった。
表情が豊かな子は豊かでいいでし、表現するのが苦手な子も苦手なりにまた一生懸命なのが良い!
あれは高校生の中のプロ。あの子達に比べたら俺たちは惰性。あれはないよ!
(コンサート中)指揮者がいない。それであのパフォーマンスは、今日までに鍛えてきた事がわかる。

…故坂本龍一さんをはじめ、国内外のトップアーティストと共演を果たしてきた彼の言葉は本当に嬉しいものでした。胸を打つパフォーマンスに心から拍手でした。

そして再び、ちんどん鈴乃家さん!

九州高校吹奏楽部の皆さんの演奏でほんわかあたたまった頃ー

再び鈴乃家さんが登場!

みんなで歌って、踊って、今年も鈴乃家ワールド全開でした!!!

最後は、ユザーン×石濱 匡雄 北インド古典LIVE

そして15:00ー

境内にはたくさんの皆さんが見守る中、

ユザーンくんと九州初登場の石濱 匡雄サン、北インド古典ライブの始まりですー

U-zhaan(タブラ):
オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。00年よりASA-CHANG&巡礼に加入。10年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」「ミスターモーニングナイト」等を配信リリース。14年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ等をゲストに迎えたソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』をリリースした。15年、Ryuichi Sakamoto + U-zhaanとして「Tibetan Dance / Asience」を7inchレコードで発表。16年には映画『マンガをはみ出した男 赤塚不二夫』の音楽をU-zhaan + Shuta Hasunumaで担当し、ボーカルにタモリをフィーチャリングした主題歌が話題となった。

シタール奏者/1979年、大阪府生まれ。 15歳でインドの弦楽器シタールを習い始め97年渡印、モノジ・シャンカール氏に師事。在印中から様々なコンサート活動、帰国後もインド政府主催のイベント出演や数々のアーティストと共演するなど、国内外で幅広く活動している。 また、インド在住経験を生かし現地の家庭料理の紹介、自身の番組でのラジオパーソナリティなど多彩な側面を持つ。

骨太のシタールを聴かせてもらいました。

お釈迦さまがお生まれになられた2500年前の悠久のインドを感じながら・・・最後はまさかのアニメ「タッチ」の主題歌で終えた。さすがエンターテイナー。(笑)

 

はなまつりを終えてー

今年も無事に『はなまつり ーお寺マルシェ』を開催することができました。

お釈迦さまのお誕生のご縁に、ご門徒であるとかないとか、日本人や外国人、、そんな区別や年齢、国籍、職業も超えて、上も下ない世界ー
お釈迦さまの『 すべてはみな平等である 』という世界観を、今年も表現できたように思います。

この日に際し、毎年快くご協賛くださる三宅漢方医院さんをはじめ、
ご協力いただいた出演者の皆さん、出店者の方々、お越しになった皆さん、本当にありがとうございました。

また来年、お釈迦さまのお誕生のご縁に西林寺で会いましょう!