2023年12月15日(金)、筑紫女学園大学で非常勤講師として受け持たせていただいている『現代社会と仏教』。
その中でのフィールドワークにて、路上生活者・困窮者支援の特定NPO法人おにぎりの会へ体験学習へ、引率者として行って来ました。
筑女の学生と共に、活動されている皆さんに同行。
まずは路上生活者・困窮者の皆さんへ渡す用のおにぎりや食料の袋詰め作業。
準備を終えると21時より、各グループに分かれて、それぞれ決まった場所へおにぎりや豚汁などの配給と夜廻り活動へ参加させてもらいました。
向かったのは、クリスマス一色で賑わう週末の天神。
あらかじめ決められた4つのポイントへ、生活に困窮する方々へ会話を大事にしながらひとりひとりに笑顔で食事を届けに行く。
学生達とどんな寄り添い方がいいのか、一緒に考えながら、時に一緒に反省しながら配って回った。
学生達はもちろん自分自身にとっても非常に学びになる事ばかりでした。
この活動がもう30年と継続されているとにいうのだから本当に頭が下がります。
炊き出しにこられる方々は、何かしら嫌な思いをされたり、心に様々な傷を持っている方々。
夜廻りの目的は、いのちをつなぐため。社会との関係性を作り直し、自立支援を図る。
…様々な事を考えさせ考えるとても貴重な機会でした。
フィールドは違えど、社会問題への意識を持ち、無理しない程度に、自分ができる範囲で継続する。その大切さを改めて感じたフィールドワークでした。