日記帳

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京都・伝道院にてー

2024年1月30日(火)、今年初めての京都・本願寺へ。

今日は本願寺前の門前町にある伝道院にて、一年に一度の外部講師のご縁。
『僧侶が関わる多文化共生』というテーマでお話しさせてもらいました。

伝道院の外部講師として、今回で三度目のご縁ながら、実は講師として伝道院に足を踏み入れさせていただいたのはこれが初めて。

2年前、、

一度目は、コロナ禍の中リモートにて講義。参加者の様子も見えないまま3時間、ただひたすら話すという、、なかなか厳しいご縁でした(苦笑)

1年前、、

二度目の昨年は大雪の京都。
当日伝道院へ行くと、寒さのため水道管が破裂。(苦笑)
『急遽、本願寺内の聞法会館でお願いします。』ということで・・・

・・・最後まで伝道院の「で」の字も感じることなく終了。(苦笑)

色々な事がありましたが、

三年目にして初めての伝道院。
以前、一度だけスクールナーランダーのご縁で、伝道院においてミナペルホネン・皆川明さんの講演の司会を務めさせてもらったことはありましたが、お話をさせてもらうのはこれが初めて。
緊張感漂う場所です。

ここは浄土真宗本願寺派僧侶の布教・研修の道場であり、ご法義の殿堂。

数々の名布教使の先生方を輩出し、先生方が汗と涙を流して研鑚を積まれた場所。

歴史と重みと威厳、、・・・他のどんな場所よりも緊張感のある異次元の空間です。

…考えれば考えるほど萎縮してくるので、控室に入った瞬間から考え過ぎる事をやめました。

まず、勘違いをしない。私は布教使ではありません。
私が呼ばれたことの意味と役割、そして自分のできることに集中する。余計なことは考えない。

3時間、自分にできることに集中して講義を終えました。
どれだけのことができたかはわかりませんが完全燃焼です。

三年経って一区切り。
1、2年目はこの場所へ来くることができなかったので、あまり感じませんでしたが、ここはやっぱり伝道院。
布教使資格を持っていない私がこの場でお話しさせてもらうのはやはりおこがましい、、と、今更ながらにして感じたことでした。

僧侶養成部の職員さんには今回でそろそろ•••とご挨拶をさせてもらい、京都をあとにしました。

この経験はお寺へ帰って、また日々の生活に活かせるように頑張っていきたいと思います。