日記帳

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『 吉塚ダイアローグ 』初開催

2024年3月9日(土)、吉塚御堂で三周年法要の後、午後から吉塚市場内アジアンプラザにて『吉塚ダイアローグ』初開催。

これまで「 吉塚市場=多文化共生 」がメディアで一人歩きし、実際には十分な共生のアクションがなされていませんでした。

・・・そんな反省と当初の商店街再生の理念に立ち返って、有志の会で『リトルアジア・サポーターズクラブ』を結成。
多文化共生の実践、その第一弾として今回の『吉塚ダイアローグ』を企画しました。

『吉塚ダイアローグ』に関わる中心メンバーの皆さん。
それぞれ「多文化共生」に携わり、多方面で活躍中の面々。本当に頼もしいメンバーです。

この『吉塚ダイアローグ』は、対外的なアピールを目的としたものではなく、主に地元の方、外国人との共生に関心ある方、外国人支援者の皆さんが集まって、みんなで「多文化共生」ついにて本気で考える会。

当初は「定員30名を集めることができるのか?」
不安もありましたが、2月下旬には50名に達し、お断りをした方も多数。本当にうれしい悲鳴でした。

当日は9ケ国の在住外国人を含む51名が参加。
地元の皆さん、お寺の婦人会、友人・知人、各大学の多文化共生に関する研修者が集まり、遠くは大阪、熊本からも参加していただきました。

今回、ダイアローグの骨格をつくってくださったのは中野さん。
行き届いた細やかな気遣いが素晴らしい。

当日はふるまい「博多ぜんざい」も。

当日は博多で75年以上続く自転車屋台『元祖博多わらび餅』で有名な博多一番太鼓さんを中心に、様々な方のご厚意で「博多ぜんざい」が無料で振る舞われました。

十勝産の希少な小豆に、お餅を焼いて、すべて純国産にこだわった「博多ぜんざい」。
『ボランティアではあるけど、せっかくやるなら中途半端でなく、こだわってやらんといかんとよ。』と店主の長尾さん。
本当に美味しい博多ぜんざいでした。

『吉塚ダイアローグ』スタート!

まずは中野さんによって「多文化共生」、「ダイアローグとは?」についてご説明。

「ダイアローグ」とは「対話」。
雑談でも議論でもなく、互いの違いを認め合いながら、相互理解を深める創造的なコミュニケーションの場。わかりやすい言葉でダイアローグの意味や今日の展開、ルールなどについて丁寧にお話ししていただきました。

次に、吉塚で共生について活動するゲストスピーカー4名に各5分ずつで活動の紹介。
トップバッターとして、まずは私がこの『吉塚ダイアローグ』開催に至るまでの経緯を説明させてもらいました。
そして、私自身の「多文化共生」の活動についてのお話し。

続いて、九州大学大学院で多文化共生を研究するH多さんや、愛和外語学院のO畑さん、N村さんが登壇。

各5分ずつ、活動の紹介やこの吉塚についてのお話。

「ダイアローグ」=「対話」

活動紹介のあと。それぞれ3〜4名のグループに分かれ、共生の在り方を一緒に考える対話がスタート。

今回初めてダイアローグに参加する方が多数にもかかわらず、皆さん前のめりで、どのグループでも積極的な対話がなされていました。

トーク後の発表では、こちも皆さん積極的に発表していただき、会場全体がアツい熱気と優しい雰囲気に包まれていました。

続いて次の3名が登壇。

吉塚御堂の堂守 瀧野さんに、ベトナム人のサンゴさん、ネパール人のクマルさんが登壇。

3名の話を聞いた上で再びダイアローグ2。

再び「ダイアローグ」

今度はテーマを二つにわけてグループも分かれます。

1つは、4月7日に開催されるカンボジア・タイ・ミャンマーのお正月に、具体的にどんなプログラムがあると良いか!?
2つ目は、吉塚のまわりのエリアの多文化共生のやめにやってみたいこと。

ダイアローグが再びスタート。

皆さんから貴重なお話や、ご意見をいただき、本当に参考になることばかりでした。

参加者の熱気と皆さん前のめりの参加で、とっても意義深い第一回「吉塚ダイアローグ」になりました。

最後は各国の言葉で「また会いましょう!」

みんなで中国語、ネパール語で「また会いましょう!」と唱和し、イベントはみんなが笑顔の中無事に終えました。

終了後は懇親会

終了後は、吉塚商店街の各お店から持ち寄った料理で打ち上げ交流会。

新しい出会いや交流が、様々なところで生まれていました。

次回は夏or秋開催を目指しています。

次回テーマは地域外国人と一緒に考える「防災」についてを予定。

参加してくださった皆さん、。本当にありがとうございました。

開催翌日ー

昨日のイベントが3月10日付けの西日本新聞で取り上げられました。

「第二回吉塚ダイアローグ」皆さんどうぞお楽しみに!