2月15日(土)は吉塚御堂 四周年法要。
ミャンマー僧、ベトナム仏教徒の皆さんと一緒に、今年も四周年法要をお参りさせてもらうことができました。
三カ国でそれぞれにお参りをした後、ミャンマー僧と私でご法話。
その時、たまたま通りかかった近所に住むFさんが私の顔を見るなりお御堂に入ってきてくれた。
Fさんは、吉塚御堂ができたばかりの頃、お酒の匂いをぷんぷんさせながら外国人ヘイトスピーチを繰り返していた。ミャンマーのお坊さんへも構わず怒鳴り散らしていた。
…そんなFさんがお御堂に入るなり、仏教徒の皆さんに混じって腰を下ろし、真剣な眼差しで、うなづきながら前のめりで仏さまの話を聴いて下さった。
共に合掌し、ミャンマー僧のたどたどしい日本語のご挨拶には心から拍手を送り、帰り際、私にひと言、
「これからみ〜んなで助け合っていかんとね。住職ありがとう。みんな本当に感心よ。」と言って去って行った。
…共生のまちづくり、お手伝いを始めて一番嬉しいひと言だったかもしれない。
彼ら彼女らの手を合わせる背中を通して、地域の方が理解し徐々に距離が縮まっていく。そしてお互いの存在を認め合っていく、、
ゆるやかな共生と、継続することの大事さを、改めて感じた今日の四周年法要でした。