2025年10月12日(日)、ミャンマーFull Moon Dayの『火祭り』。
吉塚地域では4度目の開催。そして今回西林寺では初の試み。
ミャンマーの仏教行事であり、母国では祭日にあたるこの日、福岡在住のミャンマー人およそ150名が集まって賑やかに行いました。
境内にはミャンマー料理のお店とコーヒー屋さんが集まり、
故郷を離れたミャンマー人にとって、母国の味を楽しみ、懐かしむ貴重な機会になったそうです。
同郷の皆さんとの集まりに、みんなとても良い表情をしていました。
『火祭り』とはー
ミャンマーでは、長かった梅雨が終わり(ミャンマーの梅雨明けは10月)、満月の日から三日間が連休とのこと。
お釈迦様が一年に一度この三日間にお浄土からこの世へ帰ってこられる日だそうで、お釈迦様をお迎えするため、その足元を照らすという意味で、寺院にろうそくを灯してお祝いするのだそうです。
また、この時期は、子ども達や若者は、日頃お世話になっている目上の方や先生、親戚等にお礼としてプレゼントを差し上げ、一緒にお釈迦様にお参りをする習慣があるのだそう。
18:00ー 本堂にてみんなでお参りをすることにしました
三帰依文と重誓偈のおつとめ
お勤めのあいだ、皆真剣な表情で手を合わせ、読経の声に耳を傾けてくれました。本当に尊い姿。
読経後、ご挨拶をさせてもらった。
『今日のこの集まりは、皆さんの国の『火祭り』であると同時に、ミャンマーと日本の仏教文化の違いを認め合い、お互いの良いところを学び合う場でもあります。
そして、今日のこの場では政治的な立場や考えは一旦横へ置いておき、皆お釈迦さまの教えをよろこぶ人同士がつながり楽しむ一日です。今日は最後までぜひ楽しんでお帰りください』と、
現在、内戦状態が続くミャンマーにおいては、反政府側、軍側と様々な立場や考えを持つ人たちがいる。
当然、福岡在住のミャンマー人の中にも様々な考えの人たちがいるわけですが、この場においては、そんな立場や考えは一切関係なく、みんなでお釈迦さまの教えをよろこぶ集まりとして行いましょうと。
このような集まりが成立するのも、全てお釈迦さまや阿弥陀さまのなせるわざ。
そう言った意味においても、この様な機会はとても意義深いものがある。
後半は歌やダンスの時間
おつとめのあとは、歌やダンスを披露する時間。
初々しさ溢れる民族舞踊。
18歳で日本へやってきた青年も一生懸命歌ってくれました。
即席で恋人を演じて踊る二人に拍手喝采。
みんな大盛り上がり。とても良い表情をしていた。
みんなとても喜んでくれて本当に良かった。
ミャンマーの皆さん、またぜひ集まりましょう!