日記帳

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剣道部の恩師と。

2019年2月14日(木)午後7時、
母校の校長で高校剣道部の恩師と初めてゆっくりお酒を飲む機会を得た。
先生の希望で、高校の後輩を紹介するために。

…現役時代、「はい」と「いいえ」以外喋れなかった先生。未だにその後遺症は残っていますが(汗)、
初めて先生の思いや当時のエピソード、校長として、プロとしての改革にかける思いを伺った。

知られざる先生の様々な一面に触れた。

先生の中学時代アイススケート、ショートトラックの選手だった事(!)。
大学時代、フィリピンやマレーシア、シンガポール、オーストラリア、チリ、
カナダなど半年間、剣道を教える旅に出ていた事(!!)。

母校剣道部特有の挨拶「チョウ!(こんにちは)」
「シュトーウ!(ありがとうございます)」という少々意味不明な挨拶は、
実は先生もよくわからなかったという事。(笑)

・・・これまでに聴いたことのないエピソードの連続。

本当に良い時間を過ごさせてもらいました。

今回は思い切って、自身のこれまでの経験や近況など、先生にお話した。
…先生から最後に言われた言葉が忘れられない。

『お前の話は、年齢を超えて面白い。
30,40の話やない。それはお前がこれまでの経験に基づいた今の話をしているから。
過去の遺産や知識だけを話してもそこに魅力は感じない。それは教員も一緒。
お前は坊さんやけど、死んだ世界の話ではなく、生きている「今」の話をしているからいいんだ。』と。

なんか、、涙が出そうになりました。

初めて先生から褒められたような言葉でした。

力の全てを出しきれずに終わってしまった高校時代。
苦しく辛い経験があまりにも多かったし、
先生には認められないまま終わったと感じていた。

そんな先生からの言葉。
深く心に刻んで、これからも自分にできることを全力で取り組んでいこう。

最後にT先生、

『教員もどんな仕事でもそう、「学び続ける」事が大事。
そしてクリエイティブでなければならない。プロとは学び続ける事。
そして伝統は「維持すること」に拘ると落ちていく。
山笠もそう。変わらないものと、変えなければいけないものがある。
少しずつでも新しい事を試みる。その積み重ねで伝統は続いていく。そして、
「楽しんで取り組む」という事が一番大事!!!』と。

…いつまでも、どこまでも熱い恩師の言葉は、
今の自分自身のテーマそのものだと思いました。

本当に貴重なお言葉をいただきました。
先生、本当にありがとうございました。