日記帳

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5ヶ月ぶりの婦人会定例会

2020年7月13日(月)、
コロナ渦による自粛・中止から5ヶ月、、ようやくお寺の日常が戻ってきました。

今日は西林寺婦人会定例会。
婦人会の皆さんと再び会える今日この日を心待ちにしていました。

全員マスクを着用、消毒を行った上で、
ソーシャルディスタンスを保ちながら正信念仏偈のおつとめ。

…これまでと違うところは多々ありますが、
またこうして皆さんと一緒にお参りできることの有り難さ、、

今まで当たり前と思っていたことが、
いかに有ることの難しいご縁だったか、、
今回のコロナで改めて思い知らせれましたー

まずは遅かれながら『婦人会総会』。

お勤め終了後、ご法話をいただく前に、
まだできていなかった「婦人会総会」をー

今年度事業計画案・予算案が無事に可決されたところで、
西林寺仏教婦人会の江藤会長他、四役の皆さん、ご退任の挨拶。

江藤会長は、西林寺の仏教婦人会会長を24年間、
那珂組仏教婦人会会長も2期にわたって務められ、
西林寺をはじめ組においても大変ご尽力をいただきました。

これから西林寺の仏教婦人会は、
調 日出子新会長の体制のもと新しく始動して参ります。

脈々と受け継がれてきた西林寺婦人会の法灯を、
次の世代へも繋がれて行くよう、
新役員の皆さんと共に頑張って参りますのでよろしくお願い致します。

ご法話は、高田史敬 先生

今月のご法話は、早良組 栄福寺副住職の高田史敬 師です。

『仏教のお話をきくというのどういうことかというと、
私が健康になるための話でも、若返るための話でも、
お金持ちになるための話でもありません。』

『私の、いのちの行き先をきいていく
私のいのちが終わる時、どうなっていくのか?をきいていくー
そしてその終わりをきいて、安心する

私のいのちの受け止め先が決まっているなら、
今ここにあるいのちを迷うことなく精一杯生きることができるー』

印象に残る、有り難いお言葉でした。

仏法は聴聞にきわまる

私たち浄土真宗のみ教えは、『聴聞に尽きる』と言われますー

『聴聞(ちょうもん)』とは、仏さまのお話しを聞いていくことの意味です。
漢字で書くと「聴く」「聞く」という字が二つも並んでおり、
それだけ浄土真宗では仏法を聞かせていただく事を大事にします。

因みに「聴」は、「聴覚」の聴で、
「一生懸命きく」、「耳を傾けてきく」という意。
「聞」は、「聞こえる」という意で、
自分の思いや考え、聞き方にとらわれず聞こえるという意味です。

500年前、当時の第八代宗主 蓮如上人は、
仏法は聴聞にきわまる』といつも仰っておられたそうです。

仏法を聞きなさいよ、浄土真宗は聞く宗教ですよ、と。
たとえ信心を得ていない人であっても、真剣に聴聞すれば、
仏さまのお慈悲によって、信心を得ることができるー

ただただ仏法は聴聞に尽きると、蓮如上人は仰せになりました。

仏法のお話は、私が健康になるためでも、
お金持ちになるための話でもない。
いのちの行き先を聞かせていただきながら、
今このいのちを迷うことなく、精一杯生きていくー

今日は心に響くお聴聞を、
婦人会の皆さんと一緒に聞かせていただきました。

次回、婦人会定例会は10月13日(火)に行います!