日記帳

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那珂組門徒推進員 一日研修会講師のご縁

2024年6月26日(水)、那珂組 門徒推進一日研修会が西林寺で開催されました。

午前中は本堂でおつとめのあと連絡協議会。

お昼からは、一日研修ということで気分転換も兼ね、皆さんを吉塚市場アジアマーケットをお連れし散策。

始めてここを訪れた方は「楽しい!」以前来られたことのある方は「懐かしい!」と、色んな感想がありました。

ミャンマーからお迎えした吉塚御堂のお釈迦さまへも皆さんと共に参拝。
瀧野堂守からもお話しをいただきました。

午後から研修会

午後からは、研修会講師として僭越ながらお話しさせてもらいました。

テーマは、『地域に開かれたお寺づくりと多文化共生』

・・・実は今の私の活動に至る背景として、門徒推進員さんが深く関わる「連研」が一つの転機にもなっていました。

今から15年ほど前、那珂組「連続研修」の講師としてお話しをさせていただくご縁がありました。
自らの意思で選んだテーマではありませんでしたがテーマは「環境問題について」。念仏者としてどう捉えどう考えていくのか?

その講師に決まったのは開催の一年前のことでしたが、私は講師が決まった段階から一年間、ずっと胃がキリキリしながらこのテーマと向き合うことになりました。

「連研」とは答えを出す場ではありませんが、それでもこの問題と間向き合い、考え続けてきた結果、私なりに出てきた答えは、

・念仏者として、社会課題に対して一体何ができるのかを考え続ける。
・僧侶として取り組めることはないか?
・まずはできることからやってみる。
・一過性のものではなく、継続してやってみる。

と、念仏者としての視点で、社会問題に対して物事を考えることの大切さを学びました。

当時、藤田徹文先生の言葉がとても心に響いたことを覚えています。

念仏ひとつと筋を通した上で
学ばしてもらうことは学ばしてもらい、

教えてもらうことは教えてもらいながら、
一緒に取り組めることは取り組んでゆこうと思っています。
藤田徹文(『総代・世話人教本』より)

あの当時、一緒に学ばせていただいた方もいらっしゃる門徒推進員さん前で、”あの問い”に対する私なりのその後の活動について、お話させていただきました。

一日の長丁場ではありましたが、皆さんとも和気藹々、終始笑顔で楽しい一日でした。