春のお彼岸
昨日からお彼岸が始まりました。今日は一日曇り空から雨、、。
昨日も曇り空ながら、一日沢山の方がお墓参りにお寺に来られていました。
「お彼岸」は、春分・秋分の日である” お中日 ”から前後三日、計七日間がお彼岸です。
今年の春のお彼岸は、3月18日(日)~24日(土)迄です。
この春・秋の「お彼岸」というのは、日本独自の習慣です。
そもそもなぜ『彼岸』というのでしょう?
「彼岸」とは文字通り” 彼の岸 ” (かのきし)。
私達が生きている迷いの世界『此岸 (しがん)』に対し、
阿弥陀さまの世界・お浄上の世界をあらわした言葉が『彼岸』です。
【仏説阿弥陀経】というお教典には、
『 これより西方、十万億の仏土を過ぎて世界有り、名けて極楽と曰う 』とあります。
阿弥陀仏の世界、お浄土(彼岸)を西の方角で表すようになりました。
春分・秋分の日は、昼と夜の長さが同じで太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
先人の方々は、真西へ静かに沈みゆく夕日を見て、
お浄土を想い『彼岸』と呼ぶようになったのです。
私達は日頃、子育てや仕事など、毎日を慌ただしく生活をおくっています。
その中で手を合わせるさえもおろそかになってしまう私たちですが、
このお彼岸の時くらいは、お仏壇の前に座られて、
あるいは、お聴聞(仏さまの話しを聴くこと)やお墓参りを通して、
お念仏を申し、亡き方がいらっしゃるお浄土を思い、手を合わせていくー
この私の口からこぼれてくるお念仏は、
『必ず救う、我に任せよ』という阿弥陀さまの呼び声でもあります。
阿弥陀さまのはたらきによってお浄土へ還(かえ)られたご先祖、
故人を偲びつつ、この私が仏縁に出遇っていくー
そんな仏縁が、このお彼岸です。
それぞれ、日々お忙しい中にも一旦心のリセット、
お墓参りを通してそんな仏縁に触れていただけたら有り難いです。
西林寺今後の予定
さて、お彼岸が終わると次なる行事は、
来月4月8日(日)は、西林寺【 はなまつり-お寺マルシェ 】です。
朝10:00より境内ではフリーマーケットが開催され、
昨年大好評だったユザーンさんのLIVEパフォーマンスや、
お釈迦さまのお誕生にちなんだ「あおぞらご法話」、
ちんどん鈴乃家さんのパフォーマンスなど、一日盛りだくさんです。
スケジュール :
10:00 – フリーマーケット開始
11:00 – チャリティーヨガ①(※門徒会館にて)
12:00 – ちんどん鈴乃屋 境内パフォーマンス(20~30分)
12:40 – 本堂にておつとめ(10分)~ 副住職あいさつ(10分)
13:00 – 舟川智也 師 あおぞら法話(20分)
13:30 – 健康体操家 松田一郎 健康体操
14:00 – チャリティーヨガ②(※門徒会館にて)
15:00 – ちんどん鈴乃屋 境内パフォーマンス(20分)
15:30 – Uzhaan + 新井孝弘 インド古典アコースティックLIVE(60分)
17:00 – 終 了
たくさんの方にお越しいただけたらと思います!
4月22〜25日より、西林寺 永代経法要
そして4月22〜25日は【西林寺 永代経法要】がつとまります。
ご講師は、糸島の海徳寺前ご住職 松月博宣師。
4月23日(月)昼1時半〜/夜7時半〜 ※おつとめ 昼:「仏説阿弥陀経」/夜「らいはいのうた」
4月24日(火)昼1時半〜/夜7時半〜 ※おつとめ 昼:「仏説阿弥陀経」/夜「らいはいのうた」
4月25日(水)朝10時〜 ※ 「三部経」のおつとめ
初めての方も、どうぞ気軽にお参り下さい。
ご家族、ご友人、近所の方などお誘い合わせの上、
みなさんでどうぞどうぞお越し下さい。